本日の献立/9月7日(月)
- 公開日
- 2015/09/07
- 更新日
- 2015/09/07
給食
献立名 ・ドライカレー
・鶏肉と野菜のソテー
・焼きかぼちゃ
・固形チーズ
・牛乳
栄養価 エネルギー 799kcal、たんぱく質35.0g、脂質 21.8g
☆チーズ☆
日本で流通しているチーズには主にナチュラルチーズとプロセスチーズがあります。ナチュラルチーズは古い歴史を持つ乳製品で、古代ローマ帝国では、すでにチーズとチーズ製造に関する知識が輸出入されていたようです。そして、ヨーロッパを中心とする世界各地に地方特有のチーズができたため、その種類はたいへん多くあります。プロセスチーズの製造につながったのは、19世紀末のことで、当時、ヨーロッパでチーズを輸出するため、加熱殺菌により保存性を高めるという試みが行われました。そして、1911年、スイス人により、チーズにクエン酸ナトリウムを添加して加熱すると、冷却後も加熱前とほぼ同じ固さで、均一な組織のチーズができることが発見されました。そして、これをプロセスチーズと名付けました。
一方、日本に乳製品の製造が伝えられたのは、538年の仏教伝来のころといわれ、「政治要略(1002年)」のなかに、700年(文武4)に「蘇」を作ったという記事があり、チーズのようなものがつくられたことが知られています。しかし、これは貴族の薬物として用いられるためのもので、一般には普及しませんでした。その後、航空機の発達と東京オリンピックがチーズの普及に大きく貢献したといわれ、日本人のチーズの年間消費量は、第二次世界大戦後、数百倍にもなっているようです。
チーズは、牛乳を原料としてつくられた場合、エネルギー、たんぱく質、カルシウムなどは、牛乳の6倍近くにもなり、ひじょうに栄養価の高い食品ではありますが、塩分も添加されていますので、食べすぎには注意が必要です。