本日の献立/10月27日(火)
- 公開日
- 2015/10/27
- 更新日
- 2015/10/27
給食
献立名 ・豚肉のみそ炒め
・れんこんの磯辺揚げ
・ほうれん草のおひたし
・おかか菜っ葉
・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 780kcal、たんぱく質31.1g、脂質 24.4g
☆たまねぎ☆
タマネギの原産地は、諸説がありますが、中央アジアから地中海沿岸とされています。栽培の歴史は古く、古代エジプトやメソポタミア文明で始まったといわれています。ヨーロッパでは肉料理に合うことから、16世紀には各地に広がりました。日本へは江戸時代にオランダ人が長崎に持ち込んだのが最初ですが、当時はネギが普及していたため定着しませんでした。その後、明治時代になってアメリカから導入された品種が、北海道での栽培が成功し、本格的に栽培が始まりました。
日本で栽培されるタマネギは、北海道産が6割を占め、8月から10月ごろにかけて収穫され、貯蔵されたものが春まで順次出荷されます。本州産のものは、春から夏にかけて出荷されます。
タマネギの食用となる部分は、根の部分と思われがちですが、実は茎の根元が膨らんで大きくなった鱗茎(りんけい)と呼ばれる部分で、厳密にいうと葉の部分ということになります。ニンニクやラッキョウも同じです。
タマネギの成分で最も多いのは糖質で、ビタミン類、ミネラル類は多い方ではありませんが、ネギ類に共通の香りの成分である硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を助け、新陳代謝を活発にします。また、コレステロールの代謝を促し、血液をサラサラにして動脈硬化、高血圧、糖尿病、脳血栓などの予防に効果が期待されます。タマネギを切った時に涙が出るのもこの硫化アリルが原因で、刺激臭と辛味により目や鼻が刺激するからです。
今日の給食では、豚肉のみそ炒めに使用しています。