学校日記

本日の献立/2月26日(金)

公開日
2016/02/26
更新日
2016/02/26

給食

献立名 ・ビーフシチュー、ブロッコリー
    ・グリルチキン
    ・野菜ソテー
    ・いちご
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 793kcal、たんぱく質 32.6g、脂質 21.4g

☆いちご(苺)☆
 イチゴはバラ科の植物で、学問の上では、園芸学等で、スイカやメロンとともに野菜として分類されています。しかし、栄養学の上では、甘さやその特性による食べ方などにより、果実類として分類されています。また、その果実を食べていると思いがちですが、赤くて甘い部分は果実ではなく、「花托(かたく)」と呼ばれる部分で、本来の果実は、小さいつぶつぶの部分となります。
 日本では、平安時代のころからイチゴといわれるものを食べていたようですが、これは今のものとは違った「木イチゴ」を食べていたと考えられています。現在私たちが食べているイチゴは、南アメリカのチリや北アメリカが原産のものが、ヨーロッパに伝わって改良されたものです。これを江戸時代の終わりごろオランダの人が長崎に持ち込み伝えたことから、「オランダイチゴ」とも呼ばれています。
 1960年代までは、5〜6月ごろの春から初夏にかけてが旬の食品でしたが、今では食生活の変化で需要が増加し、ハウス栽培の普及や品種改良によって収穫時期にも変化が起こり、また、クリスマスの需要にも合わせて栽培されるようになりました。そのため、12〜5月に収穫が集中し、とくに3〜4月にピークを迎えるようになりました。
 栄養面では、ビタミンCが豊富に含まれており、10個程度食べると1日の必要量がとれるほどです。ビタミンCには抗酸化作用があり、動脈硬化や脳卒中の予防効果も期待されています。また、カゼなどの病気を予防したり、肌をきれいにしたりする働きもあります。そのほか、赤血球の造成にかかわる葉酸や余分な塩分を排出する効果のあるカリウムなども多く含まれています。