学校日記

本日の献立/2月25日(木)

公開日
2016/02/25
更新日
2016/02/25

給食

献立名 ・酢どり
    ・赤魚の中華焼き
    ・もやしの炒めもの
    ・茎わかめとキャベツのあえもの
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 830kcal、たんぱく質 34.9g、脂質 25.9g

☆酢(す)☆
 酢は酒と並ぶ最古の調味料と考えられ、紀元前5000年ごろのメソポタミア南部にあったバビロニア(現在のイラクの辺り)の古文書に、デーツ(ナツメヤシ)や干しブドウを利用して酢をつくっていたという記録が残っているそうです。紀元前400年ごろには、ギリシャの医師ヒポクラテスが、病気の治療に酢を使っていたといわれています。日本に酢が伝わったのは、酒造りの技術と前後する4〜5世紀ごろに中国から伝わったとされており、「万葉集」には「酢」の文字が使われた和歌があります。
 ※「醤酢(ひしほす)に蒜(ひる)搗(つ)きかてて鯛願ふ・・・」
 酢じょうゆににんにくをつぶして鯛を食べたいなぁというような意味。

 現在、日本でよく利用される米酢は「延喜式(927年)」に記録があり、平安時代にはつくられていたようです。このころはまだ卓上調味料として使われていたようですが、鎌倉から室町時代になると料理の味付けにも使われるようになりました。そして江戸時代になると酒粕を利用して酢をつくる方法も考えられ、庶民にも広まり、「にぎりずし」などの料理ができたそうです。
 酢をつくるには、米酢の場合、まずその前身となる酒をつくるために、蒸した米に米麹と水を加えて糖化させ、酵母を加えてアルコール発酵させて酒の状態にします。そこに種酢を加えて表面に食酢菌膜を植え、酢酸発酵させて酢をつくります。これを熟成させて酸味をまろやかにしたのち、ろ過、殺菌をして仕上げます。ここで何を原料にした酒を使用するかで、米酢、りんご酢、ワインビネガーなど異なる種類の酢となります。
 今日の給食では、酢どりの味付けに使っています。

※明日(2/26)は、ビーフシチューがありますので、スプーンのご用意をよろしくお願いします。