本日の献立/3月17日(木)
- 公開日
- 2016/03/17
- 更新日
- 2016/03/17
給食
献立名 ・さごしのおろしじょうゆかけ
・高野どうふの煮もの
・さつまいものてんぷら
・ほうれん草とはくさいのおひたし
・ごはん・牛乳
栄養価 エネルギー 815kcal、たんぱく質 32.9g、脂質 23.1g
☆みりん(味醂・味淋)☆
みりんは、蒸したもち米と米麹(こめこうじ)、焼酎あるいは40%のアルコールを混ぜて仕込み、熟成させたもので、調味料として使われることが多いですが、実はお酒の一種です。本みりんにはアルコールが14%程度含まれ、昔は、甘味を備えたお酒として親しまれていたようです。関西では「柳蔭(やなぎかげ)」と呼び、氷を加えて夏の飲み物とされることもあります。
みりんの歴史については諸説がありますが、戦国時代に中国から渡来した「密淋(ミイリン)」という甘い酒が起源とされる説や、博多の「練貫酒(ねりぬきざけ)」という甘い酒に腐敗防止のため焼酎を加えたものがみりんになったという説もあります。密淋については、日本に伝来したことが「貞徳文集(ていとくぶんしゅう/1649年)」に、練貫酒の発祥については「蔭凉軒日録(いんりょうけんにちろく/1466年)」にそれぞれ記載されているようです。1593年には、豊臣秀次の書記役である駒井重勝が書いた「駒井日記」にみりんの記述があるそうで、戦国時代では、みりんは甘味のある高級酒として貴族たちに珍重されていたようです。現在のように調味料として使われるようになったのは、江戸時代の中期で、かば焼きのたれやそばつゆなど、料理の甘味として広まったようです。
本来のみりんは「本みりん」と呼ばれ、酒として扱われるので酒税がかかるため、料理用として、塩を2%程度加えて飲めなくした「発酵調味料」や、ブドウ糖や水あめにグルタミン酸、香料を加え、アルコールを1%未満にした「みりん風調味料」なども製造されています。
今日の給食では、さごしのおろしじょうかけと、高野どうふの煮ものの味付けに使っています。
※明日(3/18)は、ハヤシライスがありますので、スプーンのご用意をよろしくお願いします。