学級通信(2年1組)
- 公開日
- 2026/05/11
- 更新日
- 2026/05/11
出来事
学級通心 (2年1組学級通信、第15号、5月11日発行)
大阪市の小中学校では、5月に『いじめについて考える日』を設けていて、いじめの防止について取り組んでいます。今回はそんな「いじめについて考えてもらう通心」にしました。
みんなの会話を聞いていると、時々、心配になることがあります。『いや、それは言いすぎじゃないか』と思うことや言われている人の表情を見ると、心配になることがあります。言われている本人は笑っていますが、心は大丈夫かな・・・と思うこともあります。
相手の言い分としては、「冗談」「いじり」「ノリ」といったことがあがられるのかなと思います。ぼくが心配することは、『「いじり」と「いじめ」は紙一重だということをわかっていますか?』ということです。
芸人のカンニング竹山さんは「いじめ」と「いじり」の違いについて次のように語っています。
『バラエティ番組で、芸人がこんなこと言っているのを見たことありますよね。「お前仕事しないなら帰っちゃえよ」とか。その後のやり取りでスタジオがわッと笑ったとする。これって、一見いじめみたいに見えるけど、根本的に全然違うんだよね。こういう場合、番組中で全然喋ってなかったやつにカメラを向けるためにスタートを切ることが多いんです。自分の感情で言っているわけじゃないですからね。喋ってなかったやつは仕事にならなくて損しちゃうから、「いじってくれてありがとう」なんですよ。「いじる」って実は難しくて、いじる方といじられる方の両方に技術がいるんですよ。お笑いライブで頑張っている若手の子たちでも、根本がわかってなくて散々なことになっているときがあるんですよ。言いっぱなしとか、フリっぱなしとか。ただ人を攻撃すればいいんだろうって始めちゃうと、どっちも痛い目にあう。特に、いじる方に愛がないと。滑ったときはこうフォローをしよう、それでも滑ったらこのフォローをしよう、最終的に番組を一つに作り上げようっていうことまでみんなで考えます。自分がいじられたら、それはそれでもめっちゃ美味しいけど、いじる人間は今はこいつの手柄のためにやってあげないとって考えている。サッカーでいうところのボランチっていうのかな。いいパスを渡して、最後いいシュートを打たせる。テレビでタレントとかお笑い芸人とかがそういうことをやっているから、子どもが学校で真似するって言われているけど、「いじり」と「いじめ」は根本的に違う。「いじり」っていうのは、両方が仕事で、いじられている方も利益があるんですよね。いじる方はそれをわかってて、この人はこれをやると美味しくなるし、ウィンウィン。番組が面白くなって、みんなハッピーになるって構図のもとやっている。目的意識はみんな同じなんです。一見、叩かれてばっかりで、痛がっててかわいそうって思う人もいるかもしれないけど、人を責めるというのは昔からあるお笑い技法の一つなんですよ。それを理解できない人が最近は芸人でも増えちゃったりしているんですよね。ただ、「いじればいいんだろ?」ってやつは、裏で袋叩きにあいますよ。「てめえ、何やってくれてんだよ!」って。学校の場合はそうじゃないでしょ。そいつを吊るし上げてクラス中が笑ったなら、吊るし上げられたやつが本当に気持ち良いと思っているかってことをちゃんと考えなさいよってこと。相手がそう思ってなかったら、やっちゃダメなんですよ。自分がされて嫌なことはやっちゃいけない。』
お互いに関係性があり、相手が傷つかないという保証があれば「いじり」。片方が面白いからという理由でいじることは「いじめ」に繋がる可能性があるということです。(「いじめ」とは、発言や行動(暴力やネットも含む)によって、心理的に苦痛を感じた場合のことをいいます。)
でも、相手が傷つかないという保証なんか、あるのでしょうか。答えはNO。だからこそ、気を付けなければいけません。『嫌なら嫌だと言えばいい』って考える人もいるでしょう。その通り。自分の想いを言葉で伝えることは大切です。しかし、中には、自分の本当の気持ちをその場の雰囲気や相手のことを意識して、なかなか言えない人もいるってことを忘れないように。しかも、同じ言葉でも、言われる人で感じ方が変わることや、日によって感じ方が変わること、そして去年と今年で感じ方が変わることなどがあります。人って難しいですね。
大切なことは①「いじめ」は絶対にやってはいけないということ。
②「いじり」が「いじめ」につながる可能性があることを理解する。
③「親しき中にも礼儀あり」だということを忘れない。
④人との関りにおいて、発言に気をつける。
⑤常に相手の気持ちを思いやることが大切。
⑥いじってしまったとき、相手を気遣い、謝ることも必要。
⑦嫌な時は嫌だと言えるようになれたらいいね!
⑧言い過ぎたと思ったら、まわりが止めよう。
⑨「いじめ」だと思うことがあったら、すぐに先生に教えてください。
*「いじめ」を見て見ぬふりをする人も、絶対に許されないことを覚えておいてください。