昨晩のおかずは塩サバだった。正確にはサバの塩ふりかけ。パサパサしてそうな身を見て嫌な予感が走る。3切れ248円で購入した冷凍サバか？！　「塩サバと思ったら、そうじゃなかったんだよね〜」妻の一言に予感は的中。心から大粒の涙がこぼれる。海釣りのエサに使おうと思って冷凍していた宝物がはかなくも我が家のメインデッシュとなっていた。「塩サバじゃないから、焼いて塩ふったけど、いけるね」。その言葉は、私のこころの傷口に塩である。
　涙が出るほどおいしいのは、いつもの給食。今日の逸品は押麦のグラタン。サクと焦げ目にスプーンを入れ切り分けると硬かった皮から一変ヌルっと柔らかいグラタンの上品な中身に達する。こころにくい調理の技である。はやる気持ちを抑えて口に運ぶと幸せが体中に！　さらに、パンの上にのせて頂くとバリエーションが広がりました。

　今日もごちそうさまでした。