学校日記

5年生が「やさしい日本語」学ぶ

公開日
2024/11/14
更新日
2024/11/14

お知らせ

 11月13日(水)、5年生が多文化共生に向けた「やさしい日本語」についての出前授業を受けました。
 講師は、外国から来た人にも伝わりやすい「やさしい日本語」の普及を進める生野区役所の職員さん。子どもたちは、前日に受けた「いくのパーク」に関する出前授業でも学んだように、生野区の人口の約5人に1人が外国籍であり、国籍は約80カ国にも上ることを再確認した上で、すべての国の言語に対応するのは非現実的で、まず「やさしい日本語」で話すことが人とつながるきっかけとなることを学びました。
 「話すときのポイント」は「ゆっくり話す、短く区切って話す、簡単な言葉に言い換える、カタカナ外来語はできるだけ使わない、具体的に伝える、方言はできるだけ使わない」と教わり、みんなで練習問題にチャレンジ。「土足厳禁」「キーワードです」「日本は長いですか」など20問について、それぞれ「靴(くつ)で入ってはいけません」「大切な言葉です」「日本に来て何年経ちますか」などという答えを班ごとに発表していました。
 講師から「やさしい日本語に、これが正解というものはありません。日本に来て何年経ちますかを、日本に来て5年ぐらいですかなどと具体的な数字を入れて言ってもかまいません」などと補足説明を受けたあと、「やさしい日本語は小さい子にも有効。今日学んだことをぜひ、おうちの人や親戚の人にも伝えて広めてください」と呼びかけられ、みんな大きくうなづいていました。