3年生が全盲女性から視覚障害について学ぶ
- 公開日
- 2025/12/23
- 更新日
- 2025/12/18
お知らせ
3年生が12月18日(木)、東館多目的室で視覚障害についての出前授業を受けました。キャリア教育「IKUNO未来科」の一環。区内にお住まいの全盲女性と視覚障害者の外出支援などをするホームヘルパー、生野区社会福祉協議会職員のお三方にお越しいただきました。
女性は、靴下が左右で色違いにならないよう黒色で統一したり、自宅内の3カ所でラジオをつけっぱなしにして位置関係を把握したりするなど、日常生活でのさまざまな工夫を紹介。外出するときは、道路の横断などで危険を伴うことが多いとし、「街で白杖(はくじょう)を持った人に出会ったら声をかけ、手助けできることはしてあげてほしい」と訴えました。また「私はみんなと同じようなころに病気で視力が落ち始めました。みんなも今後、病気や事故でハンデを持つ身にならないとは言い切れません。今を元気に生きていることに感謝し優しい大人になってください」と呼びかけました。
最後に子どもたちは、白杖を持ち目をつむった状態で鈴の鳴る方向に数メートル歩くことに全員で挑戦。一人ずつ順番に白杖を手にし、床をたたいて安全を確認し周囲に自分の存在を知らせながら進むのを体験しました。