☆給食室からこんにちは☆12月1日(木)〜なにわの伝統野菜「田辺だいこん」〜
- 公開日
- 2022/12/01
- 更新日
- 2022/12/01
お知らせ
田辺だいこんは、大阪市内で100年以上前から栽培されている「大阪市なにわの伝統野菜」の一つです。現在では田辺だいこんを含む9品目が「大阪市なにわの伝統野菜」として登録されています。
田辺だいこんは大阪市東住吉区で江戸時代に発祥したといわれている白首の大根で、肉質はきめ細かく、柔らかくて甘みがあり、辛味も加熱することで甘みに変化します。葉の裏に大根特有の毛がないことから、葉もおいしく食べることができ、すべてを使いきれるため、料理店や家庭で大変重宝されてきたそうです。昭和25年頃に発生したウイルス性の病害により次第に減少し、新しい品種にとって代わられてしまいました。長い間流通していませんでしたが、一部の農家で種子の保存がされており、その種子が農家や市民、行政等の努力で普及し、現在では市内南東部の農家、地元の小学校でも栽培されるようになりました。