【始業式】校長講話
- 公開日
- 2024/08/27
- 更新日
- 2024/08/27
お知らせ
久しぶりに皆さんの姿を見ましたが、部活動を頑張って日焼けして精悍になった人、体も一回り大きくたくましさを増した人もいて、とてもうれしく思いました。
さて、この夏休みの共通の話題といえば、やはりオリンピックだと思います。今日は私がオリンピックを通じて感じたことを2つ紹介します。
一つ目は、予想外の結果がたくさんあったことです。金メダル確実と言われていた人が早くに負けたり、逆に予想を大きく覆してメダルを獲得したりした人もいました。世界のトップ同士の戦いは厳しい戦いであり、予想外のことも起こります。そして「運」もあります。実力通りの結果が出ない世界、努力が結果に結びつかない世界がオリンピックだと感じました。
二つ目は、「メダルをとっても満足ではない」と言う人がいる一方で、「負けたけれども満足だ」と言う選手もいたことです。みんなが金メダルという「結果」を目標にしているのですから、金メダルと取れた人は満足だと思います。しかし、メダルを取れなくても幸せだ、満足だという人はなぜそう思えるのでしょう。それは、その人が目標に向かって真剣な姿勢で取り組んできて、その自分の姿勢や努力そのものに、充実感や満足感を感じていたからだと思います。
皆さんも、2学期には部活動、学級活動や委員会活動、また受験勉強などいろんな目標があると思います。試合や受験は勝利や合格という「結果」を目標に取り組むものですが、これも相手のある勝負の世界ですので、必ずしも求める結果が得られるとは限りません。しかし、目標に向かって頑張っている人は、毎日の生活で充実感や満足感を感じることができると思います。こういった充実感や満足感を皆さんには感じてもらいたいと思います。
最後に、今年の夏は特に暑く、体調が十分でない人もいると思います。無理をしないこと、夜しっかり眠ること、そして不安や心配事は抱え込まずに誰かに相談してください。少しずつ身体も気持ちも慣らしながら、2学期をスタートしていきましょう。