学校日記

2学期終業式

公開日
2025/12/24
更新日
2025/12/24

できごと

12月24日(水)

放送で2学期終業式を実施しました。

式の前に表彰状の伝達がありました。

令和7年度城東区学校保健協議会「健康に関するポスター」表彰

卓球部 2ブロック新人戦(1年生大会)団体の部 準優勝

おめでとうございます!


校長先生のお話

今日は2学期の終業式です。長い2学期でしたね。考えてみると、2学期の始まりは暑い暑い夏でした。そして、秋が過ぎ、今は冬です。季節の移り変わりに目を向けると、2学期の長さが実感できますね。


みなさん一人一人が学習や行事、部活動、日々の学校生活の中で、たくさんの経験を重ねてきました。まずはその頑張りに拍手を送りたいと思います。


さて、今日は一つのことわざを紹介します。

『実るほど 頭(こうべ)を垂れる 稲穂かな』という言葉です。



 意味は、『稲穂は実がたくさん詰まるほど、重たくなって自然と穂先が下を向き、頭を下げたように見えます。これは人の成長の姿にも重なります。本当に成長し、力を身につけた人ほど、自分を誇示するのではなく、周囲を大切にし、落ち着いた態度をとるようになる。謙虚になる』ということです。



 



2学期を振り返ってみてください。この2学期、みなさんは多くの『実り』を手にしました。



学習面では、できなかったことができるようになった人、努力を続けて力を伸ばした人がたくさんいるでしょう。行事や部活動では、仲間と協力しながら壁を乗り越えた場面もあったと思います。その一つ一つがみなさんの中に『実』を作っています。そして、それらの経験はすべてみなさんの中に確かに積み重なっているのです。



 ここで大切なのは、その『実』をどう表すかです。



 成長したとき、人はつい『自分はできる』『自分のほうが上だ』と思ってしまいがちです。でも、本当に力がついた人は、周りへの感謝を忘れません。教えてくれた先生、支えてくれた仲間、見守ってくれた家族の存在に気づき、自然と『ありがとう』という気持ちが生まれます。



 



学校生活の中でも、そんな姿を目にしました。

後輩に優しく声をかける上級生、失敗した仲間を責めずに励ます姿、目立たたないところで役割を果たしてくれている人たち。そうした行動こそが、本当の成長の証です。



もう一つ、覚えておいてほしいことがあります。

『謙虚さ』とは、遠慮することでも、決して自分を低く見ることではありません。自分の努力を認めながら同時に他人の努力も大切にできること。それが、さらに自分を成長させてくれます。稲穂も、頭を垂れるからこそ、次の年へと命をつないでいくのです。



 



これから始まる冬休みは、少し立ち止まって自分を振り返る良い時間です。



2学期に実った自分の『稲穂』は何だったのか、そして3学期に向けて、どんな姿勢で学校生活を送っていきたいのか、ぜひ考えてみてください。



みなさんが、成長すればするほど、周りを思いやり、感謝できる人であり続けることを心から願っています。



3学期、また一回り大きくなったみなさんに会えることを楽しみにしています。


また、みなさんと一緒に歩みながら、みなさんを支え、指導してくださった先生方、職員のみなさん、本当にありがとうございました。2学期は、すべてのみなさんの活躍のおかげで、学校として大きな成果を得ることができたと実感し、心から感謝いたします。



さて、これから年末年始に向けては、クリスマス、大晦日、お正月と、各家庭でのお祝いごとや親戚との行き来など、楽しくもあり、忙しい時期になります。

去り行く年に、まずはこの1年間、自分自身と家族が健康で安全に過ごせたことに対し、素直に感謝し、去り行く年に「ありがとうございました」と伝えてください。そして、年始には、健康で安全な生活を願うと共に、夢や目標を掲げ、その実現を願ってください。


みなさん全員が、それぞれ充実した冬休みになることを期待しています。最後に、ケガや病気をしないよう、健康管理に注意し、交通安全にも十分気をつけてください。どんな時でも自分の身を守り、命を守ることを最優先とすることをお願いして、2学期終業式の話とします。








森先生(生活指導部長)のお話

冬休み中の生活全般について