人間正直だと、怖いちゅうもんがない。（桂　米朝）

　短い夏休みでしたが、元気に過ごせいましたでしょか？この短い夏休みの間に部活動の大会もあり、練習に試合に頑張っていた人も多かったと思います。まだまだ暑い日が続きます。熱中症やコロナ感染に気を付けてください。

　さて、今日の話は「人間正直だと、怖いちゅうもんがない。」という話です。これは落語に出てくる言葉（正確ではないかもしれませんが）です。正直しか取り柄がないという登場人物に対し、客が言った言葉だったと思います。嘘（うそ）をつくとそれがばれないように気を付けなければいけませんが正直に生きていると嘘がない以上隠すものもないし、困ることもないということです。

　先生も人生の中で嘘をついたことがないわけではありません。大人になったころ嘘をつくとそのあとがしんどいことに気づきます。そのため、嘘になることは言わないことにしています。嘘をついた後のしんどさを考えれば正直に生きることがどれほどいいかがわかると思います。

　「人間正直だと、怖いちゅうもんがない。」というのはとても深い言葉だと思います。