学校日記

7/7 全校集会

公開日
2025/07/07
更新日
2025/07/07

校長より

 本日の全校集会は、賞状の伝達(剣道部女子個人)、校長講話、生活指導担当教員からの話をおこないました。

   校長講話(要約)

 1学期のまとめをする時期になりました。木曜日からは期末懇談が始まりますね。皆さんがより良く成長していくために、1学期の成績や学校での生活のようすについて話をし、アドバイスをしていくのが期末懇談です。
 みなさんも、自分自身の学習のこと、学校での生活や自分の言動などを振りかえってみてください。振り返りは、「楽しかった」、「頑張れた」、「できなかった」で終わりにしていたのでは、あまり意味がありません。大切なのは、「どうしてできたのか」、「どうしてうまくいかなかったのか」を自分で考え、次にどうつなげるかを見つけることです。つまりメタ認知の視点で振り返ってみてほしいと思います。
 メタ認知とは、自分の考え方や行動を、一歩引いて客観的に見る力のことです。メタ認知は、小学校高学年から中学校にかけて、発達するといわれています。
 例えば、1学期学習を頑張れたと思う人は、「勉強したから」で終わらせるのではなく、「どんな勉強方法が良かったのか」「どうして集中できたのか」などその要因を考えることがメタ認知です。逆に頑張れなかった人も、「何が足りなかったのか」「どうすれば次はできるのか」と自分を見つめ直すことが大切です。
 このメタ認知は、学習だけでなく、友達との関わりにも役立ちます。友達関係でトラブルがあったとき、「相手が悪い」と思い込んでいては解決になりません。「自分はどんな言い方をしたのか」、「相手の気持ちを考えられていたか」と、自分の立場を客観的に振り返ってみてください。そうすることで、相手の思いに気づいたり、相手のことも考えられるようになり、より良い関係を築くことができるようになります。
 自分の行動や考え方を振り返り、次に生かしていく。それを繰り返すことで、人は成長していきます。
学期末のこの時期、今日お話をしたメタ認知の考え方で、1学期を振り返るようにしてみましょう。