学校日記

9/16 全校集会

公開日
2025/09/16
更新日
2025/09/16

校長より

 本日の全校集会は、賞状の伝達(陸上部 個人、水泳部 個人)、各委員会より今月の目標の報告と校長講話を行いました。

    校長講話(要約)

 校外学習に続き、10月には文化祭、体育大会と学校行事が続きます。今日は、「行事の意義」について先生の考えを話してみたいと思います。先生は、行事には大きく3つの意味があると思っています。
 一つ目は、行事は「自主的・主体的に行動する態度を育む場」です。授業のように先生がすべてを指示してくれるわけではありません。体育大会でも文化祭でも、準備から当日まで、自分で考え、動くことが求められます。誰かに言われて行動するのではなく、「今、自分がすることは何か」「どうすればもっと良くなるか」などを自分で考え、主体的に行動していくことが求められます。その積み重ねが、皆さんの主体性や責任感を育ててくれます。主体的に考え、行動する力は、将来社会に出てからも必要な力です。行事はその力を育む絶好の機会だと思います。
 二つ目は、行事は「仲間と力を合わせることの大切さを実感できる場」です。体育大会では、クラス一丸となって競技や応援に取り組んでいきます。文化祭では、意見を出し合い、役割分担をしながら、一つの作品や舞台をつくり上げていきます。時には、考え方の違いや意見のぶつかり合いもあるかもしれません。しかし、それを乗り越えて協力し合い、何かを成し遂げたときの達成感は、何ものにも代えがたいものです。一人ではできないことも、仲間となら形にできるということを行事を通して実感することができます。
 三つ目は、行事は「学校力を高める場」です。体育大会も文化祭も、学年の壁を越えて学校全体で取り組み行事です。下級生は上級生の姿を見て学び、上級生は下級生に模範を示す。その循環が学校のよき伝統となり、次の年代へと受け継がれていきます。行事は一人ひとりのためであると同時に、学校全体をつくり上げていく大切な教育活動であると思います。
 行事は一日で終わりますが、その準備や取り組みの中で得られる学びや経験は、今後の学習や学校生活にも必ず生きていきます。だからこそ、ただ参加するだけでなく、積極的に関わり、自分がどんな役割を果たすかを意識してください。全力で取り組んだ行事は、終わった後に必ず大きな達成感、充実感をもたらしてくれます。
今年の文化祭、体育大会も皆さんの力で素晴らしい行事になることを、心から期待しています。