12/1 全校集会
- 公開日
- 2025/12/01
- 更新日
- 2025/12/01
校長より
本日の全校集会はMeetで行いました。
賞状の伝達(ラグビー部 個人、柔道部 個人)と校長講話を行いました。
校長講話(要約)
2年生は先週の木曜日と金曜日に職場体験を行いました。「仕事って大変だな」と感じた人もいれば、「将来、こんな仕事をしてみたい」と思った人、「自分はこんな仕事に向いているかもしれない」と気づいた人もいたことでしょう。2日間でしたが、「働くこと」や「自分の未来」について考える、とても貴重な体験になったと思います。
今回の職場体験は、多くの事業所や地域の方々の協力によって成り立っています。みなさんを応援してくれる大人が周りにはたくさんいます。その人たちへの感謝を忘れず、体験での学びをこれからの学校生活にいかしてください。
さて、今日から12月。季節は冬へと移り変わり、朝晩の空気もいっそう冷たくなってきました。校長室前の今月の詩は、坂村真民さんの「冬がきたら」です。
「冬がきたら 冬のことだけ思う 冬を遠ざけようとしたりしないで
むしろすすんで 冬のたましいにふれ 冬のいのちにふれよう」
冬は厳しい季節ですが、坂村さんは「冬を避けずに、冬そのものにふれること」に大切な意味があると伝えています。それは、冬が力を蓄える季節だからです。
木々も冬のあいだ葉を落とし、表面は静かに見えても、内側では春に向けてしっかり準備をしています。見えないところで力をたくわえているのです。
みなさんにとっての冬も同じです。これまでの自分の歩みを確かめたり、自分の夢や目標に向け力を蓄えたりする大切な時間です。
特に3年生のみなさんは、受験が近づき、不安や焦りを感じることもあるでしょう。でも、毎日の学習や準備こそが、春に向けて力を育て、蓄えていきます。今日の一歩、明日の一歩が、未来の自分を必ず支えてくれます。
坂村さんは、さらにこう続けています。
「冬がきたら 冬だけが持つ 深ときびしさと静けさとを知ろう
冬はわたしに いろいろのことを教えてくれる」
冬は、自分を見つめ直し、力を蓄える大切な時期です。どうかみなさんも、この冬を「自分の未来をつくる大事な期間」として、一日一日をていねいに積み重ねてください。みなさんが、それぞれの春に向かって確かな力を育て、蓄えていくことを、心から願っています。