3月9日(月) 朝のあいさつ
- 公開日
- 2020/03/09
- 更新日
- 2020/03/09
お知らせ
おはようございます。
以前、勤めていた学校で、校長先生が病気で学校不在となりました。その時、私たち残された教職員協力して、生徒を盛り上げていかなければいけませんでした。その学校の生徒指導主事で、保健体育科、陸上競技部の顧問の先生が、当時、楽天イーグルスに所属していた嶋基宏選手の話を生徒にしたことを、今でも覚えています。東日本大震災の話です。
聞いてください!
試合終了後の、楽天イーグルス 嶋基宏選手のスピーチ
「本日は、このような状況の中、Kスタ宮城に足を運んでいただき、またテレビ、ラジオを通じてご覧いただき、誠にありがとうございます。この球場に来ることが簡単ではなかった方、ここに来たくても来られなかった方も大勢いらっしゃったかと思います・・。
地震が起った時、僕たちは兵庫県にいました。遠方の地から家族ともなかなか連絡が取れず、不安な気持ちを抱きながら全国各地を転戦していました。報道を通じて被害状況が明らかになっていくにつれて、僕たちもどんどん暗くなっていきました。その時の事を考えると、今日、ここKスタ宮城で試合を開催できたことが信じられません・・・。
震災後、選手みんなで「自分達に何が出来るか?」「自分達は何をすべきか?」を議論して、考えぬき、東北の地に戻れる日を待ち続けました。
そして開幕5日前、選手みんなで初めて仙台に戻ってきました。変わり果てたこの東北の地を「目」と「心」にしっかりと刻み、「遅れて申し訳ない」と言う気持ちで避難所を訪問したところ、皆さんから「おかえりなさい」「私たちも負けないから頑張ってね」と声をかけていただき、涙を流しました。
その時に何のために僕たちは闘うのか、ハッキリしました。
この1ヶ月半でわかった事があります。
それは「誰かのために闘う人間は強い」と言うことです。
東北の皆さん、絶対に乗り越えましょう。今、この時を。
絶対に勝ち抜きましょう、この時を。
今、この時を乗り越えた向こう側には、強くなった自分と明るい未来が待っているはずです。
絶対に見せましょう、東北の底力を!
本日はありがとうございました。」
緑中学校のみなさん!
卒業式前です!
公立入試前です!
絶対に乗り越えましょう。今、この時を!
絶対に勝ち抜きましょう、この時を!
今、この時を乗り越えた向こう側には、強くなった自分と明るい未来が待っているはずです。
絶対に見せましょう、緑中学校の底力を!