学校日記

全校集会での講話(6月11日) −係と役割−

公開日
2018/06/11
更新日
2018/06/11

お知らせ

先週、運動会が行われました。講評でもお話をしましたが、みなさんが、練習の成果を見事に発揮し、大成功の運動会となりました。前日準備、終了後の後片付けも委員会や部活動を中心に遅くまで残って仕事をしてくれました。どうもありがとうございました。
運動会を見学していて気付いたことについて、もう少し話をします。運動会では、用具係、救護係、招集係などにはいろんな係がありました。係の人たちが本当によく動いてくれたことが運動会が成功した一因です。
ふだんの学校生活でもみなさんはいろんな係を担当しています。この「係」と似た言葉に「役割」があります。係と役割の違いは何でしょうか。
役割は係より深く、広い意味を持っていると思います。よりよい行事、学校をつくるためには係の仕事だけでは足りません。一人ひとりが役割を果たすことが大事になってきます。役割は「目標を達成するために、自分のやるべきことやしてはならないことを考え、実行すること」だと思います。係はあらかじめ仕事の内容が決まっていますが、役割は具体的に決まっているわけではありません。
それでも、運動会では3年生は3年生の、2年生は2年生の、1年生は1年生の役割を果たしていました。すばらしい運動会をつくりあげるという目標を達成するために、一人ひとりが一生懸命に役割を果たしたからこそ、見る人を感動させる、すばらしい運動会になったのだと思います。
一人ひとりの役割意識の高さが、目標達成の高さにつながります。普段、自分の役割を考え、役割意識を持ち、行動することは学校の大切な学習です。学級で、部活動で、家庭で、社会で、自分の役割を改めて考えてほしいと思います。
社会では、人はさまざまな役割を担って生活を営んでいます。私の役割は何かを考えることは自立に向けての一歩となるはずです。