全校集会
- 公開日
- 2025/10/27
- 更新日
- 2025/10/27
お知らせ
今日の全校集会では、校長先生のお話のあと、特別支援コーディネーターの先生から、支援学級の呼び名の変更について説明がありました。
これから支援学級を「コネクト」(つながり)と呼びます。
【校長講話「読書週間」】
みなさん、今日から「読書週間」が始まります。
毎年この時期は、全国の人があらためて“本を読むことの大切さ”を考える期間です。
読書週間は、戦後まもなく始まりました。
日本が大変な時代を乗り越えようとしていたとき、人々は「本の力で心を豊かにしよう」と考えたのです。
つまり、本を読むことは「生きる力を取り戻すこと」でもあったのですね。
みなさんの中には、「本を読むのが苦手」「スマホで調べればいい」と思う人もいるかもしれません。
でも、読書は“心の筋トレ”のようなものです。
筋トレをすれば体が強くなるように、本を読むことで“考える力”や“感じる力”が育ちます。
本の中の登場人物の気持ちを想像したり、場面を思い浮かべたりすることで、
人の気持ちを理解する力、つまり「想像力」や「共感力」が鍛えられます。
これは、これから社会で生きていくうえでとても大切な力です。
実は、多くの偉人や成功した人たちも、子どものころの“1冊の本”がきっかけで道を見つけたと言います。
たとえば、宇宙飛行士の野口聡一さんは、小学生のときに読んだ宇宙の本で夢を描き、のちに本当に宇宙へ行くことになりました。
「たった1冊の本が、その後の人生を変えることもある」…本にはそんな力があります。
この読書週間の間、「1冊は読まなきゃ」ではなく、「どんな世界に行ってみようかな」という気持ちで本を手に取ってみてください。
物語の中には、知らない国、過去や未来、そして新しい自分が待っています。
本を開くことは、ページの中の世界に旅立つ“冒険”なのです。
みなさんがこの2週間で出会う1冊の本が、もしかしたらあなたの考え方を少し変えるかもしれません。
忙しい毎日の中で、少しの時間でもいいです。
スマホを置いて、本を開いてみましょう。
その時間が、きっとみなさんを成長させてくれるはずです。
それでは、この読書週間をきっかけに、「心の栄養」をたっぷり取り入れていきましょう。