昨日の雨の影響で、グラウンド不良にため、校内放送で終業式を行いました。
今日で2学期が終了します。暑かった8月25日から始まった2学期でしたが、落ち着いて振り返ってみて自分の成長が感じられるでしょうか。新年を迎えるにあたって、しっかりと自分自身を見つめ、2学期をそしてこの1年を振り返ってみてほしいと思います。
このように時間に区切りをつけられるのは人間だけです。他の動物には年末年始は関係ありません。これは、人間の素晴らしい知恵ともいえます。時間は止まることなく連続して流れています。その連続して流れる時間を区切るのが、年が変わる、つまり新年を迎えるという事です。
人間は、このように流れ続ける時間に区切りをつけ、それを機会に謙虚に自分自身を振り返り、改めるところは改め、次の新たな目標を立てることで自己を向上させてきたわけです。
ぜひ、年末年始のこの機会に、しっかりと1年を振り返り、新年の目標や決意を定めてほしいと思います。
始業式に2学期に取り組んでほしいこととして、凡事徹底というお話をしました。
当たり前のことを徹底的にやり続けることによって、大きな成果が得られるということでしたが、2学期を振り返ってみてどうだったでしょうか。
今どこのお家にもないでしょうが、米びつ(お米をいれておく木箱)に米を1粒いれても増えたかどうかはわかりません。しかし、毎日毎日、1粒ずつ増やしていくと、1年、2年と増えたことが実感できるようになります。
勉強や運動も同じです。1日だけ頑張っても、すぐに成果がでるものではありません。反対に1日怠けたからといって、次の日にすぐにわからなくなったり、下手になったりすることはありません。
けれども、毎日、毎日、少しずつでも努力を続けると、必ず、その成果が表れてきます。反対に、毎日少しだけでも怠けていると、気が付いた時には、取り返しのつかないことになってしまっていることになります。
有名な話なので聞いたことがある人もいると思いますが、目標を立てて、続けることの大切さを教えてくれるお話だと思います。
3年生の皆さんは、進路という目標が定まっていると思います。今は、迷わずしっかり勉強するしかありません。頑張ってください。
2年生や1年生の皆さんも、どんな小さな目標でもいいですから、目標をきちんときめて、それに向かって歩いていけば、途中大きく道に迷ったり、道を外れたりすることはないはずです。
年末年始という大きな節目を迎えます。1年をしっかりと振り返り、これからの自分の道しるべとなる目標をしっかりと立ててほしいと思います。
最後に、70周年記念式典で披露された「阪中健児の歌」を聞いて、2学期の締めくくりにしたいと思います。