2年生の皆さんは、2日間の職場体験学習お疲れさまでした。いろいろなことを学んだと思いますが、どこの職場でも「あいさつ」はとても大切だったのではないでしょうか。
先週の全校集会で尾添先生から、朝のあいさつがとてもよくなってきたというお話がありました。先生もそう思います。あいさつについて、先日ある校長先生がこんなお話をしてくれました。
今回の職場体験学習でコンビニに行った人もいると思います。その校長先生があるコンビニに入っていくと、店員さんが作業をしながら、こちらを全く見ずに「いらつしゃいませ」と声を出しているが、あれはどうだろう。客が入ってきたら、「いらっしゃいませ」と言うマニュアルに従っているだけで、気持ちが全くこもっていないと憤っておられました。
また、ある校長先生は、ある店の開店セールの時に「シュークリーム5個お買い上げで1個サービス」と書いてあったので、1個サービスしてもらえると思って7個レジに持って行ったところ、7個なのでダメですと店員に言われたとこれもまた、憤っておられました。そこには、何も考えずマニュアルどおりの対応しかできていない姿があります。朝のあいさつもやらされていると思うなら、やらなくていいと尾添先生は先週おっしゃっていましたが、同じことだと思います。
ちなみに「ディズニーリゾート」ではやってきた来園者(ゲスト)に「いらっしゃいませ」とは言わず「こんにちは」とあいさつするそうです。その理由は、「いらっしゃいませ」と言われるとあいさつを返しにくいけど、「こんにちは」と言われると「こんにちは」と返せるからだそうです。あいさつを交わしあうことで、お互いが知っているという共通認識が生まれ、信頼関係が生まれると考えているからだそうです。
あいさつは声を出すということも大切ですけれど、そこに気持ちを込めるという事を意識して、より質の高いものにしていってほしいと思います。