学校日記

1/18 お昼の放送アゲイン 「若菜」

公開日
2019/01/18
更新日
2019/01/18

お知らせ

 今日は百人一首大会直前対策として若菜についてお話します。百人一首の中に「若菜」が出てくる歌があります(※)。

 クイズです
 「若菜」とは何のことでしょうか。 1冬の七草 2春の七草 3秋の七草・・・答えは2の春の七草です。

 若菜、つまり春の七草は、1月7日に1年の無病息災を願って七草粥としていただく、食べられる草のことです。若菜を摘み、汁ものとしていただくのは青菜の不足しがちな寒い時期にビタミン補給ができるという、昔の人々の優れた知恵だったのです。

 春の七草は「せり・なずな、お(ご)ぎょう・はこべら、ほとけのざ、すずな・すずしろ、これぞななくさ」と五七五七七の親しみやすい和歌の調子でうたわれ、なずなはぺんぺん草を指します。ごぎょうはははこぐさ、ほとけのざは子鬼田平子(こおにたびらこ)ともいいます。はこべらははこべ、すずなはかぶ、すずしろはだいこんのことです。

 七草がゆの日はとっくに過ぎてしまいましたが、着物姿の男性が大切な人のことを思って、新春の雪がちらつく中、野原でビタミンたっぷりの若菜を摘む情景がイメージできれば、「君がため〜 春の…」で始まる札も素早くとれるのではないでしょうか。

※15 君がため 春の野にいでて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ  光孝天皇