学校日記

2/5 お昼の放送アゲイン 「及第粥(きゅうだいがゆ)」

公開日
2019/02/05
更新日
2019/02/05

お知らせ

 今日の給食は中国・韓国風の献立ですね。

 及第粥は約300年前、中国の清の時代に、官僚登用試験「科挙」に臨む子どもに母親が作ったという歴史あるお粥です。合格を意味する「及第」というネーミングが魅力的です。

 及第粥は、今日の給食にある肉団子や豚肉のレバーなどのモツ入りのお粥で、ねぎやにら・しょうがといった体を温める野菜、えびやいか・白身魚などの魚介類、クルミなどのナッツ類、湯葉や豆腐などの大豆製品、茯苓(ぶくりょう)という薬膳料理に使われるキノコの一種などを加えてつくります。

 レバーは鉄分やいろいろなビタミン類が摂取できる食品です。豚肉には糖質をエネルギーに変える助けをするビタミンB1があります。クルミは実の形が脳に似ているため使われるようですが、他のナッツでも構いません。

 韓国のフィギュアスケーター・キムヨナさんの毎朝の朝食もお粥だったようですが、日頃食べ慣れない食品を一度にたくさんいただくと体調が悪くなることもあります。

 及第粥はねぎ・しょうが入りの豚ひき肉団子ときのこ、あればナッツとレバーを少し、お粥にすると考えれば良いでしょう。

 科挙の試験では、いろいろと書き込んだカンニング用肌着を着ていた人もいましたが、みなさんは日頃からの栄養・休養・適度な運動で体調を整えて臨んでください。