学校日記

戦後70年平和人権登校日(2)

公開日
2015/08/06
更新日
2015/08/06

式・集会2015

 いつも通り、8時30分からの朝の学級活動で
別紙を参考に、本日の事前学習を行いました。
 次に講堂へ移動し
多賀先生の司会のもと
集会が始まりました。
 まず多賀先生から、本日の集会の
意義や流れについて再度確認があり
まず、校長先生からのお話です。

 今日は、8月6日。今からちょうど
70年前の1945年8月6日
午前8時15分にアメリカの
B29爆撃機「エノラ・ゲイ」号から
投下された原子爆弾によって、
当時の広島市の人口約35万人中
約半数の16万6千人が
4ヶ月以内に亡くなりました。
また、8月9日は、長崎への
原子爆弾投下がありこちらも
多くの方がなくなりました。
長崎の原爆投下のお話はこの後、
修学旅行の報告がありますので割愛します。
1941年12月8日、日本は、
ハワイ真珠湾に総攻撃を行い、
アメリカを中心とする連合国と
太平洋戦争を始め、1945年8月15日に
世界中で多くの犠牲者を出して
終戦を迎えました。
さて、戦争は広島・長崎だけでなく、
この大阪でも、難波でも住吉でも
爆撃の被害があったのです。
戦争によって、みなさんや身近な人が
なくなってしまうのです。
3年生の報告の後住吉区在住の
伊賀孝子さんから実体験を
お話していただきます。
戦争は人類最大の人権侵害です。
それを美化することは許されません。
日本人だけでなく、アジアの諸国の
人たちが、その犠牲になり、
多くの尊い命が失われました。
今なおその傷はいえていません。
今の日本は平和です。
しかし、世界中どこかで同じような
戦争が起こり、君たちと同じ年頃の子が
犠牲になり、また銃を持ち、
戦場に立っています。
先生も戦後生まれで戦争は知りません。
でも、これだけはいえると思います。
平和はありがたい。
尊い命が失われる戦争、
人権を踏みにじる行為は許せる
ことではありません。
今爆撃の心配はありません、
だからこそ、この平和な社会を守るために、
平和な日本だから、唯一の被爆国
だからこそ、日本人が声を大にして、
平和のありがたさを、
訴えなければなりません。
君たちはどう思いますか。
先生は、君たちの中で一人として、
大切な命を失ってほしくありません。
戦場に行ってほしくありません。
命を奪う人になってほしくありません。
この機会に人権と平和について
先生も考えます。
君たちもしっかり考えてください。

とのお話でした。