まず校長先生のお話です。

　みなさんおはようございます。
今日は、８月６日。
１９４５年８月６日午前８時１５分に、
最後の搭乗員が亡くなったことが
最近のニュースで話題になった、
アメリカのB29爆撃機「エノラ・ゲイ」号から
投下された原子爆弾によって、
当時の広島市の人口約３５万人中約半数の
１６万６千人が４ヶ月以内に死亡しました。
また、８月９日は、長崎への
原子爆弾投下がありこちらも多くの方が
なくなりました。
長崎の原爆投下のお話はこの後、
修学旅行の報告がありますので割愛します。
１９４１年12月8日日本は、
ハワイ真珠湾に総攻撃を行い、
アメリカを中心とする連合国と
太平洋戦争を始め、１９４５年８月１５日に
世界中で多くの犠牲者を出して終戦を
迎えました。
去年映画で話題になった。
特攻のことを描いた「永遠の０」。
先生は、本で読みましたが、
話題になったので映画を
見た人も多いと思います。
この作品は、太平洋戦争の末期の
様子が描かれています。
戦争は人類最大の人権侵害です。
それを美化することは許されません。
日本人だけでなく、アジアの諸国の
人たちが、その犠牲になり、
多くの尊い命が失われました。
今なおその傷はいえていません。
今の日本は平和です。
しかし、世界中どこかで同じような
戦争が起こり、君たちと同じ年頃の子が
犠牲になり、また銃を持ち、
戦場に立っています。
先生も戦後生まれで戦争は知りません。
これだけはいえると思います。
平和はありがたい。
尊い命が失われる戦争、
人権を踏みにじる行為は
許せることではありません。
この平和な社会を守るために、
平和な日本だから、唯一の被爆国だからこそ、
日本人が声を大にして、平和のありがたさを、
訴えなければなりません。
君たちはどう思いますか。
この機会に人権と平和について考えてください。
またこの後、先ほども言いましたが、
３年生の長崎修学旅行の報告に続き、
東日本大震災についての学習をすることになります。
他校から本校のために来ていただいた、
萩原先生・木村先生の話を良く聞いて、
防災・環境・エネルギーそして、
ボランティア活動についても考えてください。