平和登校日
- 公開日
- 2018/07/31
- 更新日
- 2018/07/31
お知らせ
本日の午前中は、「平和登校日」。
久しぶりに生徒みんなが学校に集合しました。
とても暑い夏。しかし、夏に忘れてならないのが戦争の悲惨さと教訓。そして、平和の大切さです。
戦いで犠牲となった皆様、自然災害で命を落とした皆様のご冥福をお祈りし、黙とうをささげました。
校長講話
皆さん、おはようございます。大変暑い夏。夏休みの前半を、元気よく過ごすことができていますか。
先日も台風が直撃し、この夏は災害続きです。夏も後半に入りますが、自然災害や熱中症、そして水の事故も心配です。まずは、危機意識を忘れないようにお願いします。
また、夏休みに入って、学年の学習会や部活動で、みんな積極的に頑張ってくれています。今日も、吹奏楽部がコンクールに出場します。これまでの練習の成果を是非とも発揮してもらいたいと思います。
一方、運動部も連日汗を流しています。昨日は、サッカー部が公式戦で梅南中学校をやぶり、好スタートを切りました。そして、バスケット部は大阪選手権大会で女子はベスト8に輝き、男子はベスト4までのぼりつめ、近畿大会にあと一歩というところでした。
試合で頑張る姿を目にし、仲間や保護者、先生方に感動を与え、本当にありがたく思っています。
部活動は後半戦も続きます。熱中症に気をつけて、しっかり汗を流してください。
さて、今日は、平和について考える日、「平和登校日」です。私たちは奇跡の上に生きている。終業式でお話しました。
73年前にようやく終わった戦争。社会の歴史の時間やテレビの「西郷どん」などを見ていればわかるとおり、日本は、江戸幕末から明治、大正、昭和と、内乱や戦争が約100年続きます。この間、君たちと同じ尊い命が、どんどん奪われていきました。
8月6日の広島、8月9日の長崎に投下された原子爆弾。その結果、太平洋戦争が終結します。
戦後、ようやく訪れた平和。しかし、国内はボロボロで、みんながひたすら前を向いて走り、工業や技術が進歩し、やがて高度経済成長に。がむしゃらに働いた皆様のおかげで、日本は世界と肩を並べるほど発展しました。
いま、私たちは、便利な世の中が当たり前と感じています。しかし、戦いや混乱の時代を、私たちの先祖が生きぬいたからこそ、私たちはこの世に生まれ、今の生活があります。
教育の行き届いた日本。人の命を奪う権利はない。これはみんなわかっています。
しかし、今も、殺人事件や人身事故、トラブルはなくなっていません。
学校でも、時として、いじめや嫌がらせ、人を傷つける行為が起こってしまいます。
こんな愚かな行為は、なくしていかなければなりません。そのために、私たちは毎日学校や家庭で学びを続けています。
そして、この夏の自然災害で、たくさんの方がおなくなりになっています。
昨日まで元気だったのに、さっき顔を見たばかりなのに・・・。
一瞬で、何かが起こったことで、人間の命は奪われてしまう「はかなさ」があります。
生きていること。自分の命。まわりの命を大切にしなければなりません。そのために必要なのが「平和」です。
この後、平和についての取り組みがあります。生徒会執行部や先生方が、準備をしてくれています。改めて、平和の大切さを噛みしめてもらいたいと思います。しっかりと学びましょう。