学校日記

図書室より

公開日
2025/07/06
更新日
2025/07/06

できごと

学校司書からのお昼の放送です。

本日の原稿です。
よろしくお願いします。


こんにちは。学校司書の門野です。
夏休み中は蔵書点検のため中野中学校図書館は閉館します。
そのかわり、夏休みの特別貸出として本を6冊借りることができます。
本日より、6冊借りることができます。
さて、私は地域図書館に本を借りに行きます。読みたい本は予約して借ります。人気のある本は半年から1年ぐらい順番が回ってこないこともあります。
先日、私が予約して借りたのは、
フランシス・ハーディング著『ささやきの島』(東京創元社)という本です。
予約して2週間ぐらいできました。
字が多めの絵本です。
読みだしたらすぐに読み終わってしまうのがもったいなくて、読まずに借りてからしばらくは表紙を毎日見て楽しみました。フランシス・ハーディングの本は『カッコーの歌』(東京創元社)をはじめとして、何冊かここの図書館にもあります。どの作品も裏切らない面白さなので、今回の本もすごく楽しみにしていました。そして、実際裏切られることはなかったです。読んだあとは何度も最初から見なおしました。
絵は、昨年アニメ映画(映画の題名は「屋根裏のラジャー」)になった『ほくが消えないうちに』(ポプラ社)の挿し絵を描いたエミリー・グラヴェットが描いています。『ほくが消えないうちに』もこの図書館にあります。不気味で美しい絵が物語にピッタリなのです。
地域図書館には色々な年齢の人が来ます。みんな本のために来ているので人がいっぱいでも、比較的静かです。絨毯スペースではお母さんやお父さんが小さい子と絵本を読んでいたり、テーブル席では新聞を読んでいる人がいたり、小学生が何人かかで本棚の前を行ったり来たりしていたりします。そして多分外より少しゆったりした時間が流れている感じがします。
本を借りに行くだけでなくその空気も味わいに行きます。だから、予約した本を取りに行ったときも、とりあえず本棚の間をひと通りウロウロします。するとおもいもよらない新たな本と出会うこともあります。
長い夏休みの間、図書館の空気を味わいに行ってみませんか?この学校の一番近くにある図書館は東住吉図書館です。大阪市立図書館アプリがあるので、本を借りる予約するが前より簡単にできるようになっています。