本日の献立/5月24日(火)
- 公開日
- 2016/05/24
- 更新日
- 2016/05/24
・今日の給食は?
献立名 ・鶏肉のマヨネーズ焼き
・野菜ソテー
・マッシュポテト
・プチトマト
・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 802kcal、たんぱく質 32.9g、脂質 23.6g
☆プチトマト(ミニトマト)☆
トマトの原産地はアンデス山脈西側のペルー、エクアドル、ボリビアにかけての高原地帯で、現地では古くから食用としていました。トマトの名は、アステカ文明が栄えたころに、膨らむ果実という意味で「トマトル」と呼ばれ、栽培されていたことが語源となったそうです。新大陸発見によりヨーロッパ各地へ伝わりましたが、当初は観賞用として栽培され、19世紀になって、イタリアやギリシャを中心としてトマトの料理や加工品がつくられるようになったようです。日本へは、江戸時代の初期にオランダ人により長崎に伝えられましたが、臭みが強いことから食用ではなく、観賞または薬用として用いられたとのことです。明治時代に入って、アメリカから食用として品種改良されたものが伝わりましたが、当時は、酸味や香りがきつかったため、日本の食卓にはなじまなかったようです。しかし、第二次大戦後の食生活の洋風化にともない、栽培技術の発展とさらなる品種改良がおこなわれたことによって、消費量も増加し、今では重要な野菜の一つとなっています。
トマトは、大きさで、大玉、中玉(ミディトマト)、ミニトマトに分けられます。ミニトマトは、もともと飛行機の機内食用として一口サイズに改良されましたが、プチトマト、チェリートマトとも呼ばれ、かわいらしさや食べやすさから料理の彩として人気を呼び、現在ではトマトの出荷量の一割以上を占めるようになりました。
トマトは他の野菜に比べて、一度にたくさん食べやすく、栄養を摂取しやすいため、栄養豊かな野菜として、世界中で広く愛され、フランスでは“愛のりんご”、イタリアでは“黄金のりんご”などと呼ばれています。鮮やかな赤色の成分はリコピンによるもので、有害な活性酸素を除去する抗酸化作用があり、老化の抑制のほか、動脈硬化、ガンなどを予防する働きがあります。とくにミニトマトは、大玉のものと比べて、カロテンやビタミンC、また、血圧を正常に保つ働きのあるカリウムなどが多く含まれています。
※明日(5/25)は、ハヤシライスがありますので、スプーンのご用意をお願いします。