本日の献立/8月31日(水)
- 公開日
- 2016/08/31
- 更新日
- 2016/08/31
・今日の給食は?
献立名 ・鯖の塩焼き
・さつまいもとなすのてんぷら
・切り干しだいこんの煮もの
・小松菜とキャベツのおひたし
・豚汁
・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 871kcal、たんぱく質 32.8g、脂質 28.2g
☆鯖(さば)☆
サバは、エサや過ごしやすい場所を求めて、広い範囲を群れになって泳ぎ回る典型的な回遊魚で、体長は50cmくらいになります。日本近海で獲れるサバは、おもにマサバとゴマサバの2種類で、一般的にサバというとマサバの方をさします。以前はたくさん獲れ、値段も安い大衆魚として、利用されてきましたが、日本近海のものは漁獲量の減少により、価格が高くなり高級魚となってきました。各地で養殖も盛んにおこなわれていますが、ブランド物もあり、大衆魚としての位置づけではなくなってきているようです。そのため、ノルウェーなどで獲れるタイセイヨウサバの方が、値段も安いため、多く出回るようになり、加工品や切身となるものは、こちらを利用することが多くなっています。
それぞれの特徴としては、マサバは10〜12月ごろになると脂がのっておいしくなります。ゴマサバは脂肪分が少ないものの年間を通して味が落ちないので、年中利用され、マサバの味が落ちる夏には特に重宝されます。タイセイヨウサバは、脂肪の含有量がたいへん多く、日本近海のものと比べると、1.5〜5倍にもなり、味も良く、年間通して出回ります。
ただ、サバは「サバの生き腐れ」といわれるように、水揚げされるとすぐに死んでしまい、腐りやすくなるので、新鮮なうちに「塩サバ」、「しめさば」やしょうがを使った「煮つけ」などに加工や調理をされることが多いです。また、数をごまかすことを「さばを読む」といいますが、サバが腐らないうちに、急いで数を読むため、数をごまかしたことが、この言葉の由来となったそうです。
栄養面では、血液を流れやすくするといわれるIPAや、脳の働きを良くするといわれるDHAが多く含まれ、また、たんぱく質や鉄、ビタミン類も多く含み、とくに成長には欠かせないビタミンB2が多く含まれています。
今日の給食では、塩だけでなく、風味を良くするため、料理酒としょうゆも加えて「塩焼き」にしています。