学校日記

本日の献立/2月14日(火)

公開日
2017/02/14
更新日
2017/02/14

・今日の給食は?

献立名 ・鶏肉のマーマレードソース
    ・ウインナーと野菜のケチャップ煮
    ・カリフラワーときゅうりのドレッシングあえ
    ・コーンソテー
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 836kcal、たんぱく質 33.5g、脂質 22.9g
 
☆酢(す)☆
 酢は酒と並ぶ最古の調味料と考えられ、紀元前5000年ごろのメソポタミア南部にあったバビロニア(現在のイラク辺り)の古文書に、デーツ(ナツメヤシ)や干しブドウを利用して酢をつくっいいたという記録が残っているそうです。紀元前400年ごろには、ギリシャの医師ヒポクラテスが、病気の治療に酢を使っていたといわれています。日本に酢が伝わったのは、酒造りの技術と前後する4〜5世紀ごろに中国から伝わったとされており、「万葉集(〜759年)」には「酢」の文字が使われた次のような和歌があります。
「醤酢(ひしほす)に蒜(ひる)搗(つ)きかてて鯛願ふ、我れにな見えそ、水葱(なぎ)の羹(あつもの)」【作者/長忌寸意吉麻呂(ながのいみき・おきまろ)】ちなみにこの歌の意味は「酢じょうゆにニンニクをつぶして鯛をたべたいなあ、水アオイ(水草)の吸い物は見たくもないよ」というようなことだそうで、とくに深い意味はないようです。
 現在、日本でよく利用されるのは米から作る米酢で、「延喜式(927年)」に記録があり、平安時代にはつくられていたようです。この頃はまだ卓上調味料として使われていたようですが、鎌倉から室町時代になると料理の味つけにも使われるようになりました。そして江戸時代になると酒粕を利用して酢をつくる方法も考えられ、庶民にも広まり「にぎりずし」などの料理もできたそうです。
 酢をつくるには、米酢の場合、まずその前身となる酒を造るために、蒸した米に米麹と水を加えて糖化させ、酵母を加えてアルコール発酵させて酒の状態にします。そこに種酢を加えて表面に食酢菌膜を植え、酢酸発酵させて酢をつくります。これを熟成させて酸味をまろやかにした後、ろ過、殺菌をして仕上げます。このとき使用した酒の原料によって、米酢、りんご酢、ワインビネガーなど異なる種類の酢になります。
 今日の給食では、ドレッシングあえに米酢とりんご酢を使っています。

※明日(2/15)は、ハヤシライスがありますので、スプーンのご用意をよろしくお願いします。