本日の献立/11月24日(金)
- 公開日
- 2017/11/24
- 更新日
- 2017/11/24
17今日の給食は?
献立名 ・鶏肉の竜田揚げ
・ちくわとこんにゃくの煮もの
・金平ごぼう
・小松菜とはくさいの辛子じょうゆあえ
・みそ汁
・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 848kcal、たんぱく質 33.4g、脂質 23.1g
☆からし(辛子/芥子)☆
からしは、キャベツなどと同じアブラナ科で黄色い花を咲かせる「からし菜」の種子を原料とする香辛料です。からし菜は中央アジアが原産といわれ、有史以前からレバノン近辺で栽培されていたようです。そして、インドやヨーロッパでは、からしやマスタードとして、中国では野菜として進化していったようです。日本へも古くから香辛料として伝わり、大日本古文書(739年)や延喜式(927年)などに「芥子(からし)」の記述がみられます。しかし、鎌倉時代までは、葉をそのまま薬味として使用していたようで、種子の使用については、1489年の「四条流庖丁書」に初めて「実芥子」としての記述がみられます。漢字ではもともと、「芥子」を使っていましたが、「けし」とも読みますので、混同を避けるためか、今では「辛子」の文字を使用することが多いです。
からしには「和がらし」、「洋がらし」、「マスタード」、「ねりからし」などいろいろな製品があり混乱しますが、いずれも主な原料はからし菜です。和がらしの原料は、近畿圏では河原などで群生が見られる「セイヨウカラシナ」の種子で、強い揮発性をもち強烈な辛味が特徴です。洋がらしは、シロカラシを原料とし、揮発性はすこし弱めでマイルドな辛みが特徴です。
からしの辛味は粉末に加工されたものを水で溶くことによって発生しますが、揮発成分であるため、その辛味は長時間続きません。これを解決したものがねりからしで、油脂成分や増粘剤、香味成分などを配合することによっていつでも使いやすい状態で、保存できるように考えだされ、1950年代ごろから業務用として使われるようになりました。1970年代になって、家庭用としてチューブ入りのものが販売され、現在ではこれが主流になっています。
また、英語で言うとからしはすべてマスタードとして表現されますが、日本でマスタードの名で販売されているものは、ビネガーなどの調味料を混合した製品で、少量で辛いと感じることは少なく、マヨネーズ感覚で使用できるものが多いです。
今日の給食では、粉末の洋がらしを使用してときおこし、しょうゆと合わせ、野菜とあえています。
※来週(11/27・28)は、期末テストのため給食はありません。