学校日記

本日の献立/5月10日(木)

公開日
2018/05/10
更新日
2018/05/10

今日の給食は?

献立名 ・さごしのみそ漬け焼き
    ・焼きそば
    ・きゅうりの梅肉あえ
    ・ふきの青煮(かつおぶし)
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 754kcal、たんぱく質 32.1g、脂質 18.9g

☆ふき(蕗)☆
 フキは、日本原産のキク科フキ属の野菜で、野生種は北海道から琉球諸島および中国・朝鮮半島に自生しています。「延喜式(えんぎしき/927年)」にも記載があり、古くから食べられていた日本特産の野菜です。江戸時代の「農業全書(1697年)」には、商品として栽培されていたというようなことが記載されています。品種は少なく、愛知早生、水フキ、秋田フキ、八つ頭などがあり、現在流通しているのは、ほとんどが、愛知早生です。水フキは愛知早生よりおいしいといわれますが、収穫量は少なく、あまり出回りません。秋田フキは大型で、おもに加工用として利用されています。八つ頭は主にフキノトウの収穫や観賞用として使われます。
 雌株と雄株があり、地中で7〜8節の地下茎をのばし、各節から長い葉柄が伸び、そのさきに大きな円形の葉をつけます。葉は2〜3月から5月くらいまでよく成長します。夏になると一時的に衰えますが、秋になると再び成長し、冬になると地上部分は枯れてしまうそうです。葉の出る前に大きい鱗片の苞(ほう/芽やつぼみを保護する葉)に包まれた花序(かじょ/花をつけた茎)が地表部に出ます。これがフキノトウといわれるものです。
 一般家庭では、あまり利用しなくなりましたが、4〜5月に最も収穫量が増え、春を告げる野菜としてよく利用されます。一年を通しての需要もあり、7〜9月を除いて、ハウス栽培のものが出荷されています。一般的には、軽くゆでて、皮をはぎ、煮もの、浸しもの、あえもの、酢のものなどに利用され、独特のさわやかな香りとほろ苦さが好まれています。そのほか、伽羅(きゃら)ぶき、葉の佃煮、粕漬け、みそ漬けなどに利用され、また、茎を砂糖漬けにして製菓材料の「アンジェリカ(本来はセリ科のアンジェリカの砂糖漬け)」としても利用されています。
 今日の給食では、青煮にして、かつおぶしをかけて食べるようにしています。