献立名　・鶏肉のトマトソース煮
　　　　・ツナと野菜のソテー
　　　　・かぼちゃサラダ(マヨネーズ)
　　　　・りんご(缶詰)
　　　　・スープ
　　　　・ごはん、牛乳
栄養価　エネルギー　842kcal、たんぱく質 33.0g、脂質 22.0g

☆トマト加工品(トマトピューレ、ケチャップ)☆
　トマトは、アンデス地方が原産とされ、16世紀初めにヨーロッパに観賞用として伝わりました。そして、18世紀にイタリア人により食用化され、加工食品への利用も18世紀の終わりごろには行われるようになりました。
　生食用のトマトは、ピンク(桃色)系の品種が中心ですが、加工用には赤色系のものが使用されます。また、完熟のトマトが使用されることから、栄養面でも優れており、βカロテンなどトマトの栄養成分が豊富に含まれています。
　トマトピューレは、完熟したトマトを粉砕して加熱し、裏ごしして皮や種子を除いて2.5〜3倍に濃縮したものです。これに塩、砂糖、酢、にんにく、たまねぎ、香辛料などで味つけしたものがトマトケチャップで、新大陸アメリカに渡った移民たちがつくっていたのが始まりとされています。
　日本では、1896(明治29)年にあるメーカーにより発売され、その後1903(明治36)年に大手メーカーがトマトピューレを製造し、1908(明治41)年に現在のトマトケチャップの基本を製造しました。このときから日本のトマトケチャップは、海外の技術を使わず、独特の製造法によってつくられるようになっています。
　今日の給食では、鶏肉や野菜を材料とし、トマトケチャップとトマトピューレ、さらにトマトの水煮を加えて煮こんだトマトソース煮にしています。