昨日の日日新聞記事です(HPより)
- 公開日
- 2016/10/28
- 更新日
- 2016/10/28
キャリア教育
ボケ、ツッコミ任せて 白鷺中で漫才発表会
2016年10月27日
大阪市東住吉区今川1丁目の市立白鷺中学校(藤井徹校長)で、1カ月間にわたり、1年生を対象に笑いを通じて子どもたちのコミュニケーション力や思考力を養う特別授業「笑育(わらいく)」が行われた。ボケとツッコミの仕組みからネタづくりまでを学び、集大成は保護者を前にした漫才発表会。“笑いの地・大阪”で育った子どもたちは、笑いを通じて何を学んだのか−。
生き生きと”漫才”をする生徒
笑育は、松竹芸能の独自プログラム。所属タレントらが講師となり、全国の学校や企業で実施している。同校では、9月13日の初回から継続的に授業を行い、全生徒がコンビかトリオを結成。20日の漫才発表会に臨んだ。
この日は、タレントのやのぱんさんが司会進行、漫才コンビ・チキチキジョニーが審査員として参加。上位3組には、松竹芸能が運営する劇場「道頓堀角座」への出演権が与えられた。
生徒たちは緊張しながらも、自分たちで考えたネタを熱演。コンビ名「ダブルS」の篠部葵羽さんは「みんなの前に立つと、緊張してせりふが飛んでしまった。もう1回やりたい」と苦笑い。末永江里佳さんは「笑いをつくるには、ペアとの協力が大事だということがわかった」と、これまでの笑育授業を振り返った。
藤井校長は「生徒にとって大きな経験になった。人を思いやり、笑える場所ができることが、学校に自分の居場所が見つかることになるのではないか。明るい学校になるための一つの手段として、今後も続けていきたい」と話していた。