献立名　・鶏肉ときのこのシチュー
　　　　・きゅうりのピクルス
　　　　・りんご
　　　　・コッペパン、ブルーベリージャム、牛乳

栄養価　　エネルギー 793kcal、たんぱく質 33.0g、脂質 23.9g

☆きのこ☆
　「きのこ」は、生物として分類すると「菌類」に属するもので、パン作りに使う「酵母菌(こうぼきん)」、お酒やみそなどを作る「麹菌(こうじきん)」、湿気の多い場所などに生えやすい「カビ」などと同じ分類となるものです。菌類の体は、「胞子(ほうし)」から成長した「菌糸(きんし)」という糸のような形のものでできています。ほとんどの菌類はこの形のまま日の一生を過ごしますが、きのこの仲間はこの菌糸が集まって目に見えるほどの大きな形の構造物を作ります。これが私たちの知る「きのこ」で、これはその菌が繁殖するための胞子をつくって放出する「子実体(しじつたい)」と呼ばれる器官です。つまり、菌の本体は、菌糸の部分であり、きのこはその菌の一部分ということになります。また、菌類は植物に近いものと思われがちですが、最近のDNA研究から動物に近い存在だと言われています。
　日本の気候は温暖で雨量も多く、きのこの生育に適しており、4000〜5000種類のきのこが存在していると考えられています。そのうち食用になると確認されているものは約100種類で、毒きのことして確認されているものは約200種類です。食用きのこで市場に出回るものは約20種類となっており、マツタケを除くとそのほとんどが人工栽培されています。
　きのこは、それぞれ独特の香りや味、食感があり、色々な料理の引き立て役となっています。栄養成分としては、食物繊維、ビタミンB群、ビタミンDなどを豊富に含んでいます。
　大阪市の学校給食では、現在のところ、しいたけ、えのきたけ、しめじ、なめこ、まいたけ、エリンギ、マッシュルームの7種類を使用しています。今日は、シチューの具として、しめじ(ぶなしめじ)、エリンギ、マッシュルームの3種類を使用しています。