本日の献立/5月23日(金)
- 公開日
- 2025/05/23
- 更新日
- 2025/05/23
今日の給食
献立名 ・赤魚のしょうゆだれかけ
・ひじきの炒め煮
・みそ汁
・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 688kcal、たんぱく質 31.6g、脂質 14.9g
☆ひじき(鹿尾菜)☆
ヒジキはおよそ1万年前の縄文時代遺跡からも見つかっており、かなり古くから利用されていたと考えられます。平安時代の「延喜式(えんぎしき/927年)」や「倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう/934年)」、「伊勢物語」などには、「鹿尾菜」、「六味菜」の名で記載されています。
北海道南部から南西諸島にかけて、波の荒い岩礁上の低潮線付近に生える海藻で、夏の終わりから秋にかけて芽を出し、春になると急に伸びだします。夏になると硬くなってしまうので、3〜4月ごろの柔らかいうちに収穫します。生のままでは渋味も多く、有害な成分も含まれるので、数時間かけて水煮して灰汁(あく)を抜き、乾燥させます。「生ひじき」として販売されているものもありますが、実際は生ではなく乾燥ヒジキを蒸したものです。料理するときは、油を使うと調味料の吸収が良くなり、風味も増すので、調味前に油で炒めることが多く、また、うす揚げとともに使うことも多いです。
栄養面では、カルシウム、カリウム、ヨウ素などのミネラル成分や、食物繊維も多く含んでいます。また、昔から鉄分の多い食品と考えられてきましたが、これは水煮するときに鉄釜を使用していたためで、今ではステンレス製の釜を使用することが多いので鉄分は以前の10分の1以下となっています。
今日の給食では、うす揚げ、にんじんとともに炒め煮にしています。