第79回卒業式☆祝辞 3月13日
- 公開日
- 2026/03/13
- 更新日
- 2026/03/13
お知らせ
祝辞
やわらかな日差しが心地よく、春の訪れを感じる季節となりました。この佳き日に、卒業証書を授与された皆さん、ご卒業おめでとうございます。
素晴らしい晴れの日に、皆さんの門出をお祝いできることを嬉しく思います。
三年前の入学式、少し大きめの制服に身を包み、胸を高鳴らせながら加美中学校の門をくぐりましたね。まだあどけなさが残る表情でしたが、
今こうして立派に成長した皆さんの姿を拝見し、三年間の歩みの大きさを改めて感じています。様々な思い出、時には困難なこともあったかと思いますが、それらをすべて乗り越えて今日を迎えた皆さんはとても輝いています。
保護者の皆さま、本日は誠におめでとうございます。晴れの卒業式を迎えられましたことを心からお祝い申しあげますとともに、今後のお子さまの健やかなご成長をお祈りいたします。また、子どもたちが加美中学校での三年間の学業を無事に終え卒業の日を迎えられましたのも、本日まで深い愛情をもって子どもたち一人ひとりにご指導くださった谷塚校長先生をはじめ教職員の皆さまのおかげと厚く感謝申しあげます。
ご来賓の皆さま、地域の皆さま、本日はお忙しいなかご出席賜り誠にありがとうございます。LUBウィークや夜間巡視で暑い日も寒い日も子どもたちの安全安心のためにご尽力いただいておりますこと、この場をお借りいたしましてお礼申しあげます。
さて、卒業生の皆さんは、明日からそれぞれの道を歩き出しますが、その門出にあたって、私から三つの言葉を贈りたいと思います。
一つ目は「感謝の気持ちを持ち続ける」です。今日あるのも、皆さんの日々の努力はもちろんですが、いつも深い愛情をもって育ててくれた家族の人たち、また皆さんの個性を尊重しながら一生懸命に、そして楽しく、時には厳しくご指導くださった先生方、どんなことでも相談でき、話し合える、かけがえのない素晴らしい友だち、そして大勢の地域の方々の心強い応援があったことを忘れないでほしいと思います。いつも皆さんの成長を温かく見守ってくれているたくさんの人たちに対して、いつまでも感謝の気持ちを持ち続けてください。
二つ目は「傾聴」です。相手のことを理解するために必要なことは、しっかりと耳を傾けること、すなわち「傾聴」することです。コミュニケーションで必要なことは、「話す」ことよりも「聴く」ことが大切です。聴くことは、簡単なように見えて、本当は非常に難しいことです。
傾聴とは、話しているその人の気持ちに寄り添って相手が話したいこと、伝えたいことを相手に共感して聴くことです。そうすることで初めてその人のことを理解することができると思います。
人の話に耳を傾けてしっかりと聴くこと、これを忘れないようにしてください。
三つ目は「恕の心」です。「恕の心」とは二千五百年以上も前の中国の偉大な思想家、孔子が最も大切にした、相手の立場に立って思いやる心を意味します。孔子が残した論語のなかに、「己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ」という言葉があります。「自分がされて嫌なことは、他人にもしない」という意味ですが、この言葉は私たちが人と関わるうえでの「思いやりの原点」とも言える言葉です。相手の気持ちを想像し大切にすることで、争いを避けたり誤解を解いたりすることができると感じます。また友だちだけでなく、家族や先生、部活の仲間など、どんな場面でも相手にしてほしくないことは自分もしない。そうすることで人間関係がぐっと良くなって、毎日を過ごしやすくなると思います。ぜひこの言葉を心に留めて、日々の言動を振り返るきっかけにしてください。
皆さんの晴れの門出に際して、私は「感謝の気持ちを持ち続ける」「傾聴」「恕の心」この三つの言葉をお贈りしたいと思います。皆さんの前には無限の可能性があります。自分の可能性を信じ、勇気をもって一歩を踏み出してください。皆さんなら、どんな未来でも切り拓いていけるはずです。応援しています。
結びになりましたが、卒業生の皆さんの輝ける未来と、ご来場の皆さまのご多幸を祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。
令和八年三月十三日
大阪市立加美中学校 PTA会長