学校日記

全校集会での校長講話

公開日
2015/05/25
更新日
2015/05/25

お知らせ

 前回の集会での質問。お金はあまりもうからないが、やりがいのある仕事。お金はもうかるが、気が進まない仕事。どちらがいいか?聞いて回ると、やはり、やりがいのある仕事が多かったようです。お金は必要と答えた人もいました。確かにお金はいります。生活を営むには、衣料費、食費、部屋代などのほか電気代、ガス代、医療費など必要なものは必要です。そのお金も稼げないのでは問題です。しかし、それだけではない!といった気持ちが見えていました。なかなか頼もしい思いがしました。
 それでは「やりがいのある仕事」とは?と聞いてみると。「いまはまだわからない」という答えとともに「人のためになる仕事」といった答えが多かったようです。「人のためになる仕事」というと、医者・看護師・消防士・警察官・福祉関係などを思い浮かべているようですが、ほかにはないのでしょうか。意外と多くあります。たとえば環境整備局のようなゴミを集めて焼却する仕事、瓜破斎場のような、最後にお世話になる職業、屠場で牛から牛肉にする仕事。これらの仕事をする人がいなくなれば、私たちは途端に困ってしまいます。困るどころか生活できなくなってしまいます。いやだなと感じる仕事こそが、私たちにはなくてはならない仕事であるのかもしれません。
 考えをすこし、前に、深くすることで、見える世界が広がります。すぐに結論を出さず、もう少し深めてみましょう。
 さて今回の質問「自動販売機はいるのか?」。自動販売機1台の消費電力は、大人2人子ども2人の標準的な家庭の消費電力とほぼ同じです。これをもとに考えを深めてみましょう。