体育大会と文化発表会
- 公開日
- 2015/11/10
- 更新日
- 2015/11/10
コラム
全校集会ができませんでした。文化発表会が終わり、これから各学年のまとめに向かっていく時期に、皆さんにつたえたかったことを、綴ってみたいと思います。
体育大会と文化発表会ともに大きな位置を占める学校行事です。それは仲間との関わり、学校生活全体で培ってきた人としての成長の様子が表れるからです。また、指導する教員にとっては、その指導の成果を確認することができ、その後の学年・学級づくりを考える材料となります。
二つの行事の実施に向けて、学校全体で計画的に取り組まれ、発表にむけて学級でも様々な活動があったはずです。まとまって活動すれば、そこには得意・不得意、協力的・非協力的、リーダーシップなどのせめぎあいがあったはずで、私はみなさんがそれを乗り越えられたかどうか、そんな視点で2つの行事を見ていました。
さて、2行事はこれまでにない出来栄えでした。毎年向上しているといっていいと思います。体育大会は保護者のみなさんもご覧になって実感していただいたと思いますが、文化発表会は各学年の優秀学級・全体合唱とも、声量・ハーモニーが今までのレベルをこえて、文化発表会にふさわしいものでした。文化部の発表も持ち味がいかされ、普段は目立たない活動ではあっても、それぞれの思いがこもったいい発表だったと思っています。
ここで合唱について一言。皆さんは、カラオケは得意でも、好き勝手に歌えない合唱はどうも敬遠されがちです。特に男子は気恥ずかしさが先に立っているようで、学年のコンクールでは残念な学級もありました。それがどうでしょう。全体合唱になると、1年生の発表ですでに目を見張り、それを2年が上回り、学年を追うごとに素晴らしくなり、3年生の全体合唱に至っては、感動を覚えるぐらいの発表でした。声を合わせ、ハーモニーを作りあげれば、どのようなことが伝わるのかを感じることができたと思います。
運動と文化、この両輪がしっかりと回ってゆけば、長吉西中学校が「長く吉い」西中学校になってゆくと、思っています。