学校日記

卒業式を終えて

公開日
2016/03/15
更新日
2016/03/15

コラム

最後の卒業式を終えて
 3月11日わたしにとって最後の卒業式が終わりました。「感慨深いでしょう」と多くの方から問われますが、意外や本人は晴れ晴れとしています。泣くのかな?と期待していた皆さんには悪いのですが、ずっとニコニコしていました。
 38年間教職に在って、数々の卒業生を送り出してきました。そのたび「ああしてやればよかった」「もう少し時間があれば」と心が残こりました。「もう手を尽くすことはできない」その思いが強かったように思います。その思いをつなぐように新しい学年をスタートしました。その繰り返しであったように思います。
 現に、生徒や保護者の皆さんの思いに応えきれなかったことも多々あり、申し訳なさも悔やみも悔しさもあります。
 さて、今回もそうなるのかなと思いもしましたが、校長になってからの子どもたちの頑張りが、私を助けてくれたようです。そこには先生方の努力、保護者の皆さんの支援、地域の皆さんのご理解があったからであり、そしてなにより、子どもたちの成長がありました。卒業式にはそれがよく表れていました。
 感激するよりも、うれしくって仕方がありませんでした。
 どうもわたしの幸せ自慢をホームページでしているようで申し訳ありませんが、とにもかくにも何とか終わらせてくれた皆さんに感謝します。素直にそう思えたから卒業式の厳粛な雰囲気の中、校長だけがニコニコしていられたとお考えください。
 わたしの文章も4月1日には過去の記事に移行して、ここからは消えます。少し早いようですが感謝の記事を掲載いたしました。
 本当にいい卒業式でした。