11月28日 全校集会 校長講話
- 公開日
- 2016/11/28
- 更新日
- 2016/11/28
できごと
SNS(ソーシャルネットワーキングシステムシステム)について
LINEやTwitter、Facebook、ブログなどのことですね。使い方に関しては君たちの方がずっとよく知っているのではないかと思います。しかし、その「怖さ」を君たちは全くと言いって感じていないのではないかと思います。
若者がアルバイト先の飲食店の冷蔵庫や冷凍庫に入るなど悪ふざけした画像がネット上を駆け巡った事件が立て続けに起こりました。
あるお店の冷蔵庫に自分が入っている画像をネットに載せた専門学校の学生は店舗の閉業などの補償として2000万円を請求されました。他の従業員22名も首になりました。
「わたしたちは未成年だから払わなくていい」と思っていませんか。払えない場合は君たちに代わってお父さんやお母さんが払わなくてはいけない」ことに法律ではなっています。
先ほどの冷蔵庫に入った画像もわずか1時間ほどで、それを見た全く関係のない人々が《拡散希望》とアップしたためネット上をその写真が駆け巡り、炎上しました。そして翌日にはその会社に苦情の電話が鳴りやまず会社は閉店を決めることになりました。
もちろん、ネット上では、その専門学校生の顔や実名、住所、学校名までさらされたままです。炎上騒動以降、この学生は、家に閉じこもっているそうです。
皆さんは、自分は「そんなの関係ない」って思っていませんか?そうですね、そうあって欲しいものです。上にあげたケースは特別な例かもしれませんが、
要は
1.一度アップしたものは消えずに残る
2.あなたのスマホ(PCもふくめて)は全世界につながっている
ということです。ネットに少し詳しい人なら顔写真・名前・住所・学校なんて簡単に割り出してネットに流すことができます。悪ふざけ画像も、今は友だちでもいつかは喧嘩して仲が悪くなるかもしれません。その時に昔撮った恥ずかしい写真をばらまかれるかもしれません。
また、「悪口」を載せることにも気を付ける必要があります。悪口と言っても、自分には悪意はなくても、読んだ相手や読んだ周りの人が「どうとらえるかが」一番大事です。一度アップした「言葉」は消せないのです。その「言葉」は心の傷とともに残ってしまいます。LINEやTwitterに文章をのせる場合にはよく読み返し、読みようによっては誤解を生んだり、人を傷つけることにならないかをよく考えてからアップしてください。
全校朝礼の話題としては決して明るいものではないですが、軽い気持ちではすまされない問題だと、みんなに知ってもらいたいと思い、話をしました。