がんばる先生支援(宮城県視察)
- 公開日
- 2021/12/20
- 更新日
- 2021/12/20
お知らせ
本校は住吉区の墨江丘中学校とともに昨年度より大阪市教育委員会の『がんばる先生支援』研究支援に選定され、
《「命」を軸にした、生きる力を育む教育活動の展開》
というテーマで研究をしております。
今回12月18〜19日に本校教職員2名で東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県沿岸部を視察させていただきました。
1日目は石巻市、東松島市を訪れました。石巻市では津波により大きな被害を受けた旧門脇小学校、大川小学校を訪れ、ご遺族で語り部活動をされている皆様に直接お話を伺いました。午後からは東松島市で全国各地に命の大切さについて発信し続けていらっしゃる元石巻西高校校長の齋藤幸男先生、涌谷高校で防災主任をされている津守大智先生とお会いし、宮城と大阪の課題や現状、今後の防災対策や命の教育についてディスカッションを行いました。
2日目は気仙沼市にある震災遺構・伝承館を訪れ、東日本大震災の当時の状況や人々の思いを聞き、南三陸町の震災遺構や、名取市閖上地区で語り部活動を行なっているご遺族の方にお話を伺いました。
東日本大震災から10年を迎え、震災を知らない世代が増えてきている現状で、震災を経験された方が全国各地の方に少しでも命の大切さを伝えるために、本気の思いで活動されていました。
大阪市ではまだ大きな災害が起こっておりませんが、人災の視点も含め、自然災害に対する備えや命の大切さについて真剣に考え行動する必要があります。現地からの気づきや学びを発信していきますので、中学生の皆さんも一人ひとりがぜひ命の大切さについて意識・行動できるようにしてください。
寒い中、貴重なお話をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。