学校日記

民族学級開級式

公開日
2014/05/12
更新日
2014/05/12

つぶやき

 5月12日放課後、民族学級「テナムの会」開級式がありました。
 校長の話
 アンニョンハシムニカ。最近の世界のキーワードって何か知っていますか?
 ダイヴァーシティって聞いたことないですか。日本語では多様性と訳されています。生物の多様性、人の多様性、意見の多様性などいろいろと使われます。混迷する今の世界ではいずれも必要な多様性だといわれています。
 ですが、最近の日本ではJapensege Only事件など逆の風潮も一部ですが、見られます。ドイツのナチスや過激派のテロリストなども自分の民族以外は認めないと主張したりしていますが、こういった者たちは破壊しか生み出しません。不幸な歴史を繰り返さない知恵を持ちたいものです。
 さて、今宮中学校には日本だけでなく、韓国・朝鮮、フィリピン、ポーランドなどいろいろな国にルーツを持つ仲間がいます。これはとても大切な多様性です。今中にこの学級があることはとても素晴らしいことなのです。
 テナムの会は、2008年に大阪市の小中学校としては105校目として、韓国・朝鮮にルーツを持つ仲間の集まる民族学級として発足しました。
 テナムとは竹という意味があり、「ここで、民族の仲間とともにみなさんに竹のように節を作りながらまっすぐに成長できるように」と当時の生徒たちとソンセンニムが相談して決めたそうです。
 竹は木のようでいて、木ではありません。むしろ草に近いといわれています。枝を大きく広げるイメージではありませんが、竹は目に見えない地下の部分でお互いに深くつながっています。皆さんもこの学級を通じて、少々の地震では地崩れしない強力な絆をつくってほしいとおもいます。
 では、今年度のソンセンニムを紹介しましょう。
 ソ・ルンネ ソンセンニムです。 ソンセンニム、これからよろしくお願いします。
 私からのお話は以上です。

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