学校行事部では、これまでの研究主題「主体的・対話的で深い学びを生み出す学校行事の創造」を踏襲し、「なかま・ほんまもんによるかんどうを通して」を副題に、学校行事の在り方について追究しています。 私たちは、コロナ禍を経験したことで、以前の学校教育の在り方や価値観から少し変化が現れ、学校行事についても各校で様々な見直しが図られているところです。そんな今、この時だからこそ、学校行事について研究を進めていく値打ちがあり、新しい学校様式の在り方を構築していく楽しみがあるのではないでしょうか。 昭和40年11月25日、全国で初めての学校行事の代表者会議が開かれ、大阪市がその第1回目の全国大会を開催しました。その後、第10回・第20回・第30回・第40回・第50回と0が付く回は、すべて大阪大会を開催してきました。 2026(令和8)年度は、第60回を大阪大会として開催します。 学校行事部は時代の変化とともにその在り方を常に研究し、発信してきました。2025年の大阪万博からさらに躍進する時代を見越して、今年度も追求してまいります。




研究主題と紹介
統一主題
「変化する社会を主体的に生きる子どもの教育を創造する」
研究主題
「主体的・対話的で深い学びを生み出す学校行事の創造」
〜なかま・ほんまもん・かんどうを通して〜
研究副題
―2026年からの学校行事の在り方を考える―
学校行事部では、学習指導要領に示されている行事ごとの5つの内容別委員会に、年間指導計画や評価の研究を行う企画・総合委員会を加えた6つの委員会を設置しています。
(下の「研究組織と前年度の取り組み」参照)
それぞれの委員会ごとに研究の視点を明確にして、特に、「人間性や社会性」に焦点を当て、学校行事を通して人間性を学び、学年・異年齢集団との関わりや家庭・地域との連携の中で、自主的・実践的な態度を育み、「心豊かに強く生き抜く力」の育成を図るべく、学習指導要領の趣旨に沿った各行事の指導計画の作成を行い、年間活動計画に沿って実践計画に取り組んでいます。
研究組織と前年度の取り組み
委員会名 | 昨年度の取り組み |
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儀式的行事委員会 | 地域の人材を活用した学校行事の実施 |
文化的行事委員会 | 人権教育や国際理解教育との関連を図った学校行事の実施 |
健康安全・体育的行事委員会 | 保育所・幼稚園との連携を図った学校行事の実施 |
遠足・集団宿泊委員会 | 大阪市の施設を活用した学校行事の実施 |
勤労生産・奉仕的行事委員会 | 中学校との連携や道徳との関連を図った学校行事の実施 |
企画・総合委員会 | 土曜授業の特色を生かした学校行事の実施 |
今年度の研究予定
6月11日 第1回研究委員全体会
8月6日・7日 小学校学校行事研究全国大会 東京大会
8〜9日 全国特別活動研究協議大会 東京大会
8月21日 学校行事部ICT研修
8月22日 夏季特別研修会
11月27日 第2回研究委員全体会「がんばる先生支援事業」公開研究・冬季研修会
1月17日 総合研究発表会全体会
3月25日 第3回研究委員全体会
今年度も、昨年度の実践を検証し改善した学校行事の年間指導計画や指導案、「がんばりカード」を作成し、提案します。「がんばりカード」は言語活動の重視と指導と評価の一体化につながることを検証し、来年度以降の研究活動につなげていきます。