保健部

平素より、大阪市小学校教育研究会保健部の研究活動にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。  令和6年度に「たくましく生きる力をはぐくむ保健教育の追究−多様化・複雑化した健康課題の解決に向けて主体的に取り組む実践力を高める−」を研究主題に掲げ、2年目の研究活動に取り組んでまいりました。コロナ禍による制限のあった期間を経て、今年度は各グループとも指導案の検討や授業研究会を計画通り実施することができ、児童の実態や時代の変化に即した実践的な保健教育を追究してまいりました。  授業研究会では、タブレット端末を活用した授業にも取り組み、ICT機器の効果的な活用に関する研究も進みました。ワークショップ型の討議会には多くの先生方が参会され、活発な意見交換がなされました。「多くの学びがあった」「実践に活かせる内容だった」との声を多数いただき、私たちの研究が現場の実践に寄与できていることを実感しています。  2年間の研究成果を踏まえ、令和7年度の研究主題を「たくましく生きる力をはぐくむ保健教育の深化― 実践的な学びと多様な視点の融合を通して、主体的に健康課題に向き合う力を育む ―」とし、教材や指導法のさらなる工夫を重ね、子どもたちの主体的な学びと深い理解を促す授業づくりに努めてまいります。また、他教科との関連やICT活用を視野に入れた、より横断的かつ実践的な保健教育を展開し、全市的な広がりにつなげていきたいと考えております。

主な活動 令和7年度 大阪市小学校教育研究会 保健部 活動について 【概要】 「たくましく生きる力をはぐくむ保健教育の深化 ― 実践的な学びと多様な視点の融合を通して、主体的に健康課題に向き合う力を育む ―」を研究テーマとし、研究の方向性を確認する。研究の目的として、以下の点を掲げる。 ・健康課題に対して、保健学習と保健指導の両面からアプローチし、児童が生涯にわたって心身ともに健康に生きる力を育成する。 ・「自分の健康は自分で守る」という主体性を引き出す授業づくりを推進し、教材研究や授業改善を実践的に検証する。 ・教員の保健教育に関する理解と指導力の向上を図り、教科横断的視点による効果的な実践を進める。 ・研究体制を「1G:体育科保健領域グループ」「2G:保健指導グループ」の2つに再編成し、それぞれの視点に基づいて重点的に研究を進めることとする。 【グループ研究】 各グループにおいて指導案検討会や研究授業を実施し、研究の深化を図る。 ・1Gは、体育科保健領域において、学習指導要領の系統性、児童の発達段階や健康課題の実態に即した単元構成、教材・教具の工夫、ICTの活用等について検討を行う。 ・2Gは、学校生活全体や特別活動を通じて行う保健指導の在り方について研究を進め、児童の主体的な健康行動を促す組織的・継続的な指導体制や環境づくりを探る。 【総合研究発表会 保健部 分科会】 年度末には、保健部分科会を開催し、これまでの研究成果を発表するとともに、次年度に向けた課題を整理・共有する。各グループによる研究報告に加え、保健教育に関する理解を深めることを目的として、外部講師による講演会を実施する。

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