3年 道徳 「どんどん橋のできごと」 研究授業について
11月に,3年「どんどん橋のできごと」の授業研究会を行いました。
「どんどん橋のできごと」の教材は,登場人物の子どもたちが棒切れや草を川の渦に流し込んで楽しんでいる一方で,主人公の「ぼく」は,どうしようか迷った末,傘を渦の中に入れてしまいます。すると,他の友達が傘を入れたときとは違い,バリバリと音を立て,しばらく待ってからボロボロになって浮き上がってしまいます。この出来事を「ぼく」が振り返り,様々な人間関係がある中でも,正しい判断の基に行動する大切さを考えることができる教材です。 実際の授業では,ポジショニングマップ(傘を入れないか入れる)で自分の考えを表すことで,本当はしてはいけないことだと分かっていながら,友達によく思われたいという心情や好奇心があることを視覚的に捉えられるようにしました。そうすることで,楽しさや周りの友達に認められたい気持ち,優越感を得たいという気持ちの中で正しい行いができないことがあることに気付くことができました。そして,どのような状況でも,よく考えて行動する大切さについて話し合うことで,善悪を判断して正しく行動するためにはどのようにすればよいのかを多面的・多角的に考えることができました。 |