5年 道徳 「命の種を植えたい ―緒方洪庵―」 研究授業について
10月に,5年「命の種を植えたい ―緒方洪庵―」の授業研究会を行いました。
「命の種を植えたい ―緒方洪庵―」の教材は,蘭学者であり医師でもあった緒方洪庵が,多くの命を救うために種痘(ワクチン)の大切さを世の中に広め,多くの命を救ったことを描いています。緒方洪庵は,種痘の有用性を訴え続けるも,なかなか理解は得られません。しかし,洪庵は粘り強く種痘の普及活動を続けることで,徐々に人々に受け入れられていき,その結果多くの人々の命を救うことにつながっていきます。 実際の授業では,緒方洪庵は「命はかけがえのないものだ」という思いから,必死の思いで行動したことに気付いていくような展開にしました。中心発問では,「除痘館を開いたのは,どのような願いが込められているのか」ということから,目の前で苦しんでいる人はもちろん,その先の天然痘の撲滅まで洪庵が考えていることに気付くことができた。生命の尊さを理解し,感じていながらも,実生活への結びつきは希薄である児童の実態ことから,緒方洪庵の人となりや行動に習い,生命の尊さを深く感じるとともに,先人たちの努力により生命が受け継がれてきたものだということを感じさせることができました。 |