【道徳部】3年生検証授業ねらいは「空き缶を拾ってごみ箱に捨てた女の人の行動を見たあつしの心情を考えることを通して、みんなのことを考えた行動をしていこうとする意欲を高める。」です。 授業では、自我関与させるために動作化による疑似体験を試みました。机の配置をコの字型にし、中心部に長椅子を置いて電車内を再現しました。そのことで、状況把握が容易になるとともに、動作化を見ている児童も周りの乗客として自我関与させるのに効果的でした。動作化は、主人公あつしが空き缶を蹴る場面と女の人が空き缶をゴミ箱に捨てる場面で行い、登場人物に共感しながら心情を考えていきました。また、主人公あつしから女の人へと立場を変えて考え方の違いを話し合うことで、多面的・多角的に考えさせることができました。 授業の初めと終わりに、学校のトイレの乱れたスリッパの写真を見せたことで、身近な問題として捉えることができました。さらに、教師の説話として、実際に世界から称賛されたサッカーワールドカップで日本チームがロッカールームを掃除し、サポーターもスタジアムの掃除をして帰った話をしました。児童は同じ日本人として嬉しい気持ちで話を聞き、自分も真似したいという意欲をもつことができたのではないかと思います。 |