【道徳部】全国小学校道徳教育研究大会テーマは「道徳科における指導の工夫」について本研究部員が発表し、発表内容はもちろん、質疑応答にも的確に対応するなど、参会者に大好評の内容となりました。 質疑応答の一例を紹介します。 Q.「道徳的価値理解のために価値理解を図る」ということについて具体的に教えてほしい。 A.価値の理解にも二種類あるのではないかと考え、指導者側が教材分析をするにあたり、「正直にしないといけないことを知っている」という表面的な理解で終わらせるのではなく、「なぜそれが大切なのか」「なぜそれには良さがあるのか」といった理解を深めていく必要があると考え、指導者自身が価値についての理解を深めていく、考え続けていくことが大事ではないかと思われる。 平成30年2月2日(金)の総合研究発表会(一年次発表)では、大阪市道徳部研究委員より「『特別の教科 道徳』の充実 −評価について考える−」というテーマで提案するほか、大阪市・大阪府・他府県より実践報告をするなど、教科化目前のこの時期に参考になる内容を発表していきたいと思っております。たくさんの方々のご参会をお待ちしております。 【道徳部】1年生検証授業自分勝手につるを伸ばすかぼちゃの思いと、注意をしたハチ、すいか、犬の気持ちを話合い、わがまますると迷惑をかけることや周りの人からどう思われるかについて考えました。 討議会では、評価を中心に話し合いを行いました。 写真1:授業風景(わがままを言い続けるかぼちゃについての話し合い) 写真2:授業風景(先生がかぼちゃ、子どもたちが注意をした3匹になっての役割演技) 写真3:討議会(子どもが書いたワークシートの文からどのような評価文を書くのかグループに分かれて検証しました。) 【道徳部】4年プレ授業「心と心のあく手」「『ぼく』がわかった『本当の親切』について考えることを通して、相手の立場や状況を考えて、思いやりをもって本当に相手のためになる行為を選択し、親切にしようとする態度を育む」ということをねらいとし、授業を行いました。中心発問で書く活動と話合い活動を連動させることで、自分の考えだけで終わることなく、友だちとの話合いを重ねていく中で、さらによりよい考えはないかと考え続ける道徳の時間を工夫しました。また、討議会では、時間配分を考慮し、どこに重点を置いて指導を進めていくかを相談しました。 この授業を踏まえて、10月31日(火)に中央小学校で4年検証授業を行います。 |