東日本大震災 あの日から10年
この1年、思いがけない苦難が襲っています。日々の当たり前の日常生活の大切さを改めて感じることができます。先日、東北地方で大きな地震がありました。あの恐ろしい状況を想像した人もいるかもしれません。大事には至りませんでしたが、「10年前の余震」だという情報もありました。10年前の3月11日、大阪市では中学校の卒業式でした。卒業式も終わり、体育館では式場の撤収作業が行われていました。14時46分、大きく揺れました。運動場に出ても地面がゆらり、ゆらりと大きく揺れていました。その時は被害の状況が分からず「大きな地震やったなあ。」と思った程度でした。その後、最大40メートルもの津波が押し寄せて、東北に甚大な被害をもたらしました。どす黒い海水が音もなく押し寄せる映像をみて、本当に恐ろしいと感じました。福島の原子力発電所も破壊されました。近くに住む人たちは放射性物質の汚染から避難を余儀なくされました。10年たった今、人々の傷はいえることなく、課題は山積されたままです。そんな中で、若い力の奮闘が紹介されていました。自分が生まれ育った町を取り戻すための取組です。心からエールを送りたいと思います。
いま私たちにできることは、事実を風化させないということです。 |
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